高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する自動売買です。同じ売るなら少しでも高いところで売りたい、高値から下落してきたところで売りたい、という場合等で活用できます。 売りの場合であれば、「株価の上昇にあわせて、高値から ○ 円の逆指値を切り上げ、株価の値上がりに追従しつつ、反落し始めたところで売り発注」ということが可能です。 買いの場合は、「少しでも安いところで買いたいが、安値から ○ 円上がって来たら買い発注」ということが可能です。
TradingViewでトレイリングストップを行う方法
高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する自動売買です。同じ売るなら少しでも高いところで売りたい、高値から下落してきたところで売りたい、という場合等で活用できます。 売りの場合であれば、「株価の上昇にあわせて、高値から ○ 円の逆指値を切り上げ、株価の値上がりに追従しつつ、反落し始めたところで売り発注」ということが可能です。 買いの場合は、「少しでも安いところで買いたいが、安値から ○ 円上がって来たら買い発注」ということが可能です。
では実際にトレイリングストップの注文を行うスクリプトを、Trading View で作成していきたいと思います。トレイリングストップ注文は、次の 3 つの部品から構成されます。
- トレイリングストップのストップ値を入力する
- 各レンジ毎に計算してプロットする
- 注文を行う
ストップロスの計算を行うために、実際にポジションを取っているかを判断基準として利用するため、 strategy を利用します。
プロットしない時は TradingViewでトレイリングストップを行う方法 na を代入する (★①)
ポジションを取っていないときは、na を値に代入することによりストップ値をプロットさせないようにします
共通部を関数として切り出す (★②)
共通部として切り出し再利用性を高めています。(切り出し方は上手くないですが…)
プロットする際は location.absolute を設定する (★③)
これによって、図形の表示される位置を、チャートの値に揃えることができるようになります。
新規にポジションを立てる場合は strategy.entry 関数を利用します。ポジションを決済する場合は strategy.exit 関数を利用します。
また、念の為ポジションを持っていない場合を考慮して(ドテン等で exit が実行されなかった場合)、 strategy.cancel 関数を利用して決済の注文をキャンセルしています。(これを怠ると、次回ポジションを立てたと同時に決裁されてしまう可能性があるため)
最後に、スクリプトの全体を再度掲載します。今回はエントリーポイントとして、10SMA と TradingViewでトレイリングストップを行う方法 25SMA のゴールデンクロスでエントリーするスクリプトを例に作成しました。
【TradingView】トレイリングストップの罠
このコードにあまり意味はありませんが、現在の足が陽線ならロング、陰線ならショートしてトレイルをかけているだけです。
trail_points(円)以上の利益でトレイルを開始し、最大trail_offset(円)の逆指値を更新していきます。
なぜ、これが聖杯になるのかと言うと、TradingViewでは足ごとの価格情報として4本値(Open/High/Low/Close)しか使われず、バックテストにおいて値はこの4つの間を直線的に移動するためです。(下位足やティックは使われない)
例えば、陽線では下ヒゲの長さ以上のtrail_pointsが設定されていればその陽線の実体と上ヒゲのほとんどを取ることができてしまいます。
(trail_offsetが0であれば上ヒゲもすべて取れてしまう)
では、実際にはどの程度の値をtrail_points/trail_offsetに設定すればこの時間足を取ることができたのかみてましょう。
以下はMT4でtrail_points(横軸)/trail_offset(縦軸)をそれぞれ0円~10,000円の範囲で探索した結果です。緑色の濃い部分ほど利益が高いことを示しています。
これを見ると、ピークをつけるのはtrail_offsetが4,700円で、そこより大きくするにしたがって利益が少しずつ下がる傾向が見られます。(trail_pointsは影響なし)
以上のように、TradingViewのトレイリングストップは信用しない方がいいでしょう。
使えるストラテジーを探すには、trail_points/trail_offsetのキーワードが含まれているものをまずは除外するのが効率的です。
TradingViewのデモを徹底解説!トレードのやり方、デモ口座をご紹介!
みんなのFXは取引ツールにTradingViewを内蔵
FX会社 | 通貨ペア | 取引単位 | ドル円スプレッド | Trading View利用形式 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|
サクソバンク証券 | 150 通貨ペア以上 | 1,000 通貨単位 | 変動制 | 連携 | 詳細 |
みんなのFX | 29 通貨ペア | 1,000 通貨単位 | 0.2 銭 | 取引ツール内蔵 | 詳細 |
LIGHT FX | 29 通貨ペア | 1,000 通貨単位 | 0.2 銭 | 取引ツール内蔵 | 詳細 |
ゴールデンウェイ・ジャパン | 30 通貨ペア | 1,000 通貨単位 | 0.1 銭 | 取引ツール内蔵 | 詳細 |
OANDA Japan | 69 通貨ペア | 1 通貨単位 | 0.4 銭(※1) | 連携または取引ツール内蔵 | 詳細 |
FOREX.com | 84 通貨ペア | 1,000 通貨単位 | 変動制 | 連携または取引ツール内蔵 | 詳細 |
※:サクソバンク証券、FOREX.com以外の上記スプレッドはいずれも原則固定・例外あり。
※:サクソバンク証券は連携によるTradingViewの利用のみ対応。みんなのFX、LIGHT FX、ゴールデンウェイ・ジャパンは各社ツール内でTradingViewのチャートを利用可能。FOREX.comとOANDAは取引ツール内でのTradingViewの利用、連携によるTradingViewの使用の両方に対応しています。
※1:OANDAはベーシックコースとプロコースがTradingViewに対応しているのですが、上記スプレッドはベーシックコースのスペックを記載しています。
コメント