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FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは

FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは
生活が今より豊かになったらと考え、自分なりに勉強してまずは低リスクと言われている投資信託を始めてみたBさん。 投資は今回が初めてでどんな商品を買えばいいのか迷い、利用している証券会社の人気ランキングを調べました。 上位に入っているものなら間違いないだろうと思い、新興国投資型の商材を購入。 最初の1年程度は利益が出ていたのですが、その後伸び悩み数年経って繰上償還*になってしまった時には、元本割れになってしまいました。 *繰上償還:市場環境の変化などによって当初の運用が困難になった際に、信託期間(運用期間)の満了日前に返還されること

システムトレードの基本と原則 | FX/CFD初級者向け書籍

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■目次
監修者まえがき
謝辞
序文
まえがき
はじめに
第1章 現実と向き合う
なぜトレーダーの90%は負けるのか
1年目によくする間違い
2年目によくする間違い
3年目によくする間違い
10%の勝ち組に入るには
まとめ
第2章 トレーディングの手順
トレーディングの手順
第3章 原則1――準備
最大の逆境
感情のコントロール FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは
負けゲーム
相場のランダムな動き
最もうまく負ける人が勝つ
リスク管理
トレーディングパートナー
資金の限度
まとめ
第4章 原則2――自己啓発
破産リスクを避ける
トレーディングの聖杯を受け入れる
期待値
機会
単純さを追求する
ほとんどの人が恐れるところを進む
検証
まとめ
第5章 原則3――トレーディングスタイルを作る
トレーディングの種類
トレーディングの時間枠
自分のトレーディングスタイルを選ぶ
長期のトレンドトレーディング
短期のスイングトレード
長期のトレンドトレーディングと短期のスイング
トレード
まとめ
第6章 原則4――トレードを行う市場を選ぶ
取引関連リスクをうまく管理する条件 FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは
良いトレーディングの条件
まとめ

資金管理
売買ルール
心理
第8章 資金管理
マーチンゲール法による資金管理
逆マーチンゲール法による資金管理 FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは
カギとなる考え方
資金管理の由来
逆マーチンゲール法による資金管理の諸戦略 資金管理なしにフォレックストレーダーで1枚のトレードをする
フォレックストレーダーで固定リスク額による資金管理を用いる
フォレックストレーダーで固定資金による資金管理を用いる
フォレックストレーダーで固定比率による資金管理を用いる
1800万ドルの利益を求めるか150万ドルの利益を求めるか、それが問題だ
フォレックストレーダーで固定ユニット数による資金管理を用いる
フォレックストレーダーでウィリアムズの固定リスク率による資金管理を用いる
フォレックストレーダーで定率による資金管理を用いる
フォレックストレーダーで固定ボラティリティによる資金管理を用いる
どの資金管理戦略を選ぶべきか
エクイティモメンタムを使う
まとめ
第9章 売買ルール
裁量トレードかメカニカルトレードか
売買ルールを作る
トレンドトレーディング
すべての指標が悪いわけではない
だが、マーケットは変わらないのか?
複数の売買ルール
勝てる方法の基本的な特質
勝てる方法の例――タートル流のトレーディング戦略
客観的なトレンドツールの一例
フィボナッチ――事実か虚構か
プラシーボトレーダー
まとめ
第10章 心理
大多数の見方
希望をコントロールする
強欲をコントロールする
恐怖をコントロールする
苦痛をコントロールする
最大の逆境
まとめ
第11章 原則6――トレーディングを始める
まとめると
トレーディング――発注
まとめ
第12章 一言アドバイス
バランスをとる
マーケットの魔術師たち
レイ・バロス
マーク・D・クック
多様なトレーダーグループ
マイケル・クック
ケビン・デイビー
トム・デマーク
リー・ゲッテス
ダリル・ガッピー
リチャード・メルキ
ジェフ・モーガン
グレゴリー・L・モリス
ニック・ラッジ
ブライアン・シャート
アンドレア・アンガー
ラリー・ウィリアムズ
ダール・ウォン
多くのアドバイス

第13章 最後に
付録A 破産確率のシミュレーター
付録B 破産確率のシミュレーター
付録C 破産確率のシミュレーション
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■監修者まえがき

本テキストは再校時のものです。
本書はブレント・ペンフォールドによる“The Universal Principles of Successful FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは Trading”の邦訳である。ここには「こうすれば儲かる」といったたぐいの話は一切書かれていない。代わりに解説してあるのは、マーケットのことや資金運用のことを何も知らない投資家が、思わぬ落とし穴にはまることなく必要な技術を身につけるための手順である。本書はこれからトレードや投資を行おうとする人向けの教科書なのである。
私はこれまでさまざまな相場書を読んできたが、本書以上に優れた初心者向けの相場教科書を知らない。もちろんこれまでにも、初心者向けの入門書はたくさん出版されてきた。だが、それらは特定のマーケットや運用手法に特化したものであったり、あるいは入門書とうたってはいるけれども実際には読者にかなりの高いレベルの経験や知識を要求するものであった。

普通、トレーディングではだれでも負ける。
文字どおり、だれでもだ。
FX取引であれ、株式、商品、オプション、ワラント、先物あるいは差金決済取引であれ、だれでも負ける。実際に勝っているえり抜きトレーダーでさえ、取引の多くで負けている。百パーセント確実というものはない。
そして、活発なトレーディングについて考えさせられる真実がここにある。長期的に見て一貫して利益を出しているのは、活発に取引を行う人の10%に満たない(おそらくそれよりもずっと少ない)のだ。トレーディングに関する大げさな宣伝を思い浮かべたあなたは、このことに驚くかもしれない。
魅力を感じていたのに、長期にわたって一貫して利益を出しているトレーダーが極めて限られているという事実にはがっくりさせられる。しかも、これは活発な取引を行うすべての人に当てはまる。どの市場や時間枠、銘柄を選んでトレードを行うかは関係ないのだ。極めて少数のトレーダーしか、長期的に一貫して利益を出していない。
ディナーパーティーの会話で、ほかの人が相場で大儲けしたと語るのを座って聞きながら、うらやましく思ったことがあるだろう。だがそんなものは無視してよい。彼らがトレーディングで勝ったと繰り返す誇らしげな声は無視すればよい。こうしたマーケットの戦士たちは、トレーディングの王者であるよりも、トレーディングの愚か者であることのほうが多いのだ。彼らは事実の半面しか語らない。彼らは話をゆがめる達人だ。大失敗は語らずに、勝ったことだけを繰り返す中身のない人々だ。自分の不運については明らかにしない。彼らは自分の愚かな行為については思い出さないのだ。彼らは大損について話さない。だが賭けてもよいが、彼らのほとんどは大損をしている。なぜなら、だれでも大損することがあるからだ。彼らは無視すべき人々だ。 これは残念な話だ。

あなたが何をどのようにトレードするかに関係なく、一貫して利益を出すためにはトレーディングの基本原則をしっかり守る必要がある。マーケットはマーケットであり、チャートはチャートだということを思い出さなければならない。だから、あなたがどの市場を選ぶか、どの時間枠に従うか、あるいはどの証券をトレードするかにかかわりなく、利益が出るトレーディングでまず必要なことは、良いトレーディングの手順を採用してそれに従うことだ。どの市場を監視し、どの銘柄をトレードすべきかということは、良いトレーディング手順を採用してそれに従うことに比べれば、大して重要ではない。つまるところ、それがトレーディングで成功する普遍的な原則だ。
それで、トレーディングで成功したいのなら、大多数の負け組と成功した勝ち組との違いは個々の仕掛けや手仕舞いの技術ではなく、彼らが普遍的な原則を用いているからだという単純な事実を理解し、受け入れる必要がある。
負けるトレーダーはこれを知らない。普遍的な原則を知らないのだ。彼らはまったく無知のままトレードを行って、負け続ける。まったくリスクのない、百パーセント確実な仕掛けのテクニックを探すことに集中し続ける。彼らはトレーディングで必ず守るべきカギとなる原則があることを知らない。

そんな風に一貫して惨めに負けるのはやめにしたくないだろうか? トレーダーが実際に一貫して利益を出せるようにする方法を学びたくはないだろうか? 一貫して信頼できるやり方で、利益を出し始めたくはないだろうか? うまくいかないトレーディング方法をあれこれ試すのはやめにして、実際にトレーディング方法をしっかりと信頼できるようにすることを学びたくはないだろうか? そうであれば、この本はあなた向きだ。
あなたがトレーディングでお金を稼ぎたいのなら、その方法を教えよう。基本に戻ってトレーディングで成功する普遍的な原則を。

しかし、初めに幾つか警告しておきたい。あなたが新しい仕掛けか損切りの逆指値、あるいは手仕舞いのテクニックを探しているのなら、この本はあなた向きではない。新しいテクニックを見つけて市場構造を分析しようと考えているなら、この本はふさわしくない。また、簡単に儲けられる方法を探そうとしているのなら、この本は向いていないし、私にあなたの手助けはできない。トレーディングや普遍的な原則は知ってしまえば比較的単純ではあるが、簡単というわけではない。一貫して長期的に利益を出せる、トレーディングへの簡単な近道などない。
あなたがトレーディングで確実性を求めているのなら、この本はあなた向きではないし、私はあなたを助けられない。マーケットに確実なことはないし、トレーディングにも確実なことはない。そこにあるのは、あらゆる可能性だけだ。あなたが信頼できる関係や安心できる職といった、確実性の高い環境でしかうまくやれない人なら、トレーディングはあなた向きではない。
あなたが間違っていることをめったに認めないインテリなら、トレーディングはあなた向きではない。なぜならマーケットとは、いつでも見くびられ、間違いを犯しがちなところだからだ。インテリは正解を知らないことや、コントロールできないこと、間違っていると繰り返し証明されることに苦痛を感じる。

この本を書いたのにははいくつかの理由がある。
まず、私の著書『トレーディング・ザ・SPI(Trading the SPI)』が予想外に好評だったからだ。その本はオーストラリアの「SPI」、つまり株価指数先物のトレードについての本だ。私はその本が十分に売れるほど、SPI指数先物の個人トレーダーはいないという事実を知っていた。この指数先物はオーストラリア最大の株の銘柄とはいえ、取引額の少ない個人トレーダーではなく、機関投資家が取引の圧倒的多数を占めている。それで、私の本がなぜ売れたのか、最初のうちは謎だった。だが、ようやくその理由が分かった。そして、その理由のためにこの本を書こうという気になったのだ。最初の本は3部構成だった。私はその第2部のせいで本が売れたのだと信じている。そこで私はトレーダーとして成功するために必要な準備について書いた。そこに私が書いたことを耳にしたトレーダーたちは、SPI指数先物取引に興味がなくても私の本を買ったのだ。彼らはトレーダーとして成功するためにどのような準備をしたらよいのか、もっと学びたがっていたのだ。トレーディングはトレーディングなのであり、第2部に書いた原則はあらゆる市場、あらゆるトレーダーに共通するものだったからだ。私は第2部がその本で最良の部分だといつも思っていた。その部分のおかげで本が成功したと今でも思っている。それで、この本を書いた第一の理由は、トレーディングで成功する普遍的な原則と私が名づけている、トレーダーの準備に関する普遍的なメッセージをもっと広い読者に伝えたかったからだ。

私がATIC(エイシャン・トレーダーズ・アンド・インベスターズ・コンファランス)に出席するためにシンガポールにいたとき、第二の理由が浮かんだ。私はオーストラリアの株式トレーダーであり、投資教育家で著者でもあるスチュアート・マクフィーと話をしていた。彼は著書『トレーディング・イン・ア・ナットシェル(Trading in a Nutshell)』を買ってもらうのがいかに難しいか、私に語った。私は彼の本を高く評価していたので、それは驚きだった。その本の第2版をユア・トレーダーズ・エッジ誌で書評したときにも、私はそのように書いた。「オーストラリア株」と表紙に書かれた本をシンガポール人は買いたがらないという点で、彼と私は共通していた。彼らはマクフィーに、シンガポールに住んでいる自分たちが「オーストラリア」の本を買うことにどういう価値があるか分からないと言った。彼も私も売買ルールを学ぶのに、どの株かは無関係だと知っていた。チャートはチャートであり、トレーディングの良い習慣のほうが、どの市場で取引するかよりも優先するからだ。だが初めてトレーディングをする人にとって、本の表紙で海外市場について触れていれば障害になり得る。これがこの本を書く第二の理由になった。私がどの国で講演するかに関係なく、私の講演に出席した人々が私の本を買って、私の売買ルールについてもっと学んでほしかった。

配当金とは

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【ご注意】
『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、株式会社FXプライムbyGMO、東京商品取引所、大阪堂島商品取引所、SIX ファイナンシャルインフォメーションジャパン、Dow Jones、Hang Seng Indexes、株式会社bitFlyer 等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。

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株式投資に失敗した人でも成功?不動産投資「5つの決定的な違い」で堅実な資産形成

(写真=Magnetic Mcc/Shutterstock.com)

(写真=Magnetic Mcc/Shutterstock.com)

老後に備えて資産形成・投資を進めている方も多いことでしょう。現代のように将来が見通しづらい時代において「老後の安心」を得るためには、年金制度や社会保障制度など公的な支援を頼りにするのではなく、自らの資産は自ら構築・拡大・管理すること、つまり「自助努力」が求められます。

老後の生活費や医療費など将来必要となる資金を想定してみると、20代・30代のうちから主体的な資産形成を進める必要があるとわかります。ただし、得られた給与収入から堅実に貯金(貯蓄)していくだけでは、将来に備える資産形成には不十分です。そこで、貯金(貯蓄)と併行して投資を行い「お金がお金を生む仕組み」を構築する必要があるのです。

しかし、投資をスタートしたは良いけれど、結果として「思うようにお金が増えない」「むしろ資産が減ってしまった」など、ネガティブに感じている方も多いのではないでしょうか。実は、そのような方の多くは「投資」ではなく、株式のデイトレードやFX、仮想通貨(暗号資産)など「投機」的な対象にお金を投じたために、ハイリスク・ハイリターンになって失敗しているケースが多いのです。

(本記事は2018/10/22配信のものを2021/7/10に更新しております)

  1. 投資と投機の違い:投資を中長期的に継続すべき理由とは
    • 1-1. 投資とは:中長期的に資産を増やす堅実な資産形成
    • 1-2. 投機とは:短期的な利益を追うギャンブル的なもの
    • 1-3. 投資・資産形成初心者が陥りがちな失敗例
  2. 株式投資にはない不動産投資のメリット「5つの決定的な違い」
    • 2-1. インカムゲインが目標、時間を味方に・値動きに一喜一憂せず済む
    • 2-2. 少ない元手でスタート、家計に負担がかからない
    • 2-3. 繰上げ返済という「投資先」をつくり出せる
    • 2-4. 不動産という「現物資産」に投資できる
    • 2-5. 老後の「不労所得」を得る仕組みとなる
  3. 不動産投資で資産形成を成功させよう

1. 投資と投機の違い:投資を中長期的に継続すべき理由とは

1-1. 投資とは:中長期的に資産を増やす堅実な資産形成

そもそも、投資と投機は異なります。投資とは、中長期的な視点をもって自らの資産(お金・信用力・時間など)を投じることであり、利益や配当も視野に入れたうえで資金を運用し、資産形成を進めることです。その背景には、“お金に働いてもらう”という意識があるため、自らの資産(お金・信用力・時間など)をそのまま遊ばせておくのではなく、適切に投資することで、堅実に資産形成をしていこうという姿勢があります。

1-2. 投機とは:短期的な利益を追うギャンブル的なもの

一方、投機とは何でしょうか。投機とは、短期間で売買することを前提とした取引のことで “安く買って高く売る”をベースとした「利ざやの獲得」を目指しているものです。短期間で売買をくり返すことも多く、状況に応じてギャンブル的な(運の要素が大きい)取引になる傾向があります。その結果、大きく勝つこともあれば、失敗してしまうこともあるのです。

1-3. 投資・資産形成初心者が陥りがちな失敗例

これらの違いからもわかるように、将来に備える資産形成という観点からは、短期的な「投機」ではなく、中長期的なスタンスで進める「投資」をすべきなのは明らかです。にもかかわらず、投資初心者の方が目先の利益を追いかけるあまり「投機」に手を出してしまい、失敗するケースが後を絶ちません。

「投資に失敗した」という人の話を聞いてみると、投資をしているつもりで実は「投機」を行っているケースが目立ちます。つまり、中長期的な視点で本来の投資に取り組めなかったことが失敗の原因といえます。短期的な投機によって一喜一憂していては、いつまで経っても資産が形成されません。そうではなく、堅実な投資を中長期的に継続することによって、着実に資産を築いていくことが必要です。

2. 株式投資にはない不動産投資のメリット「5つの決定的な違い」

2-1. インカムゲインが目標、時間を味方に・値動きに一喜一憂せず済む

投機や多くの投資法では「キャピタルゲイン」を目標とする一方で、不動産投資では家賃収入という「インカムゲイン」を目標とします。家賃収入は入居者(借主)がいる限り安定的・継続的に得られるため、計画が立てやすく、将来に備える資産形成に適していると言えます。

キャピタルゲインによる収益の大きさは「値上がり(値下がり)」に起因します。そのため、キャピタルゲインを目標にしてしまうと運任せになることも多く、確実性が低く(リスクが高く)なりやすいのです。一方で、インカムゲインの収益の大きさは「時間」に起因します。つまり、収益を大きくするには単純に時間をかけて収益を蓄積すれば良いのです。このように考えると、インカムゲインを目標とする投資は確実性が高く(リスクが低く)、投資の初心者や、過去に投機や投資で失敗した人でも成功しやすい方法と言えます。

加えて、キャピタルゲインを目標にしてしまうと、常に値動きを気にする必要が出てきてしまいます。一方で、インカムゲインを目標とする不動産投資の場合、家賃収入の急激な変動がなく、変動幅も小さくなっています。そのため、日常生活で精神的な負担を感じることはほとんどありません。

2-2. 少ない元手でスタート、家計に負担がかからない

世の中の投資法の多くは、ある程度まとまった資金を自ら用意し、それを元手に投資を行います。しかし不動産投資は、金融機関からの融資という「他人資本」を活用できるため、手持ち資金がなくても(物件や属性によっては頭金0円・自己資金ゼロでも)始められます。

また、融資を受けるとなるとローン返済が心配になるかもしれませんが、不動産投資のローンは消費のためのローンや住宅ローンと違って、ほとんど家賃収入から返済できます。そのため、家計に負担をかけずに投資できますし、併行して貯蓄を進めることもできます。

2-3. 繰上げ返済という「投資先」をつくり出せる

家計に余裕があり、不動産投資と併行して給与収入から貯蓄することも可能な場合には、「繰上げ返済」が有力な選択肢となり得ます。繰上げ返済には完済のタイミングを早める「期間短縮型」と、キャッシュフローを良くする「返済額軽減型」の2つのパターンがあります。いずれのパターンを選択しても返済総額を減らす効果があり、その点で繰上げ返済は一種の“投資”と捉えることもできます。

たとえば、2,000万円の投資物件を金利2%、融資期間35年のローンで購入したケースで、5年後に期間短縮型で100万円の繰上げ返済を行うと、返済期間は26ヶ月短縮され、返済総額は78万2,182円減ります。この返済総額の減少分を100万円に対する30年分の利息と捉えれば、年利は単利で78万2,182円÷100万円÷30年=約2.6% 、複利でも金利と同等の約2%となります。

ここでいう約2%という利率は定期預金よりもはるかに大きく、これだけの収益を長期間にわたり確定的に実現できる投資はなかなか見られないでしょう。このように、融資を受けて不動産投資を始めれば、繰上げ返済という「新たな投資のチャンス」を自分でつくり出せるのです。

2-4. 不動産という「現物資産」に投資できる

多くの投資法と異なり、不動産投資は「現物資産」を所有できる投資です。現物資産である不動産は、目で見て触れることから安心感を得られます。一般的に日本では物に愛着を持つ風土が根強い面があります。過去に投機や投資で失敗した人や、投資への不安感がある人こそ、不動産投資であれば資産形成を行いやすいのではないでしょうか。

2-5. 老後の「不労所得」を得る仕組みとなる

「人生100年時代」と言われる現代において、最も大きなリスクは「長生きリスク」です。長生きリスクとは、自分や家族がいつまで長生きするかわからないなかで、老後の生活費をはじめ、医療費、介護費用、その他の必要資金を捻出し続けなければならないリスクのことです。

仕事を定年退職してからの老後生活では、年金収入が主な生活原資となりますが、現在の給付水準でも「ゆとりある生活」を送るには不十分です。加えて、今後さらに少子高齢化が進んでいくと予想される社会情勢では、現在の20代・30代の方が年金を受け取る頃の「年金支給開始年齢の繰り下げ」「年金支給額の減少」は避けられない見通しです。

不動産投資では、ローンを完済したときに「ローンのないマンション」から家賃収入、つまり「不労所得」として安定した収入を得る「仕組み」となります。他方、株式投資などの金融資産を老後の生活原資とした場合には、増やした資産を切り崩していかなければなりません。そうなると、資産が減っていくにつれ、どんどん追い詰められていく感覚に陥ることは想像に難くないでしょう。

株で46億円を稼いだ投資家・テスタさんが「株初心者が
やるべきこと」を伝授! 投資歴6年で“億り人”になれ
たトレードの秘訣や、注目している投資対象を直撃!

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今回は特集の中から、株式投資の利益で46億円を稼ぎ出した個人投資家・テスタさんのインタビューを紹介。投資歴16年の間に、投資手法を少しずつ変えてきたテスタさんのポリシーや、脱・初心者を目指す際に注意すべきことなど、投資で勝つための秘訣を聞いた!
【※関連記事はこちら!】
⇒伝説の投資家・cisさんが語る「株で勝つために必要な“3つの鉄則”」とは? 資産230億円を実現したcisさんの「シンプルだけど大事な“株の鉄則”」を心に刻め!

一つの手法にこだわりすぎず、投資の引き出しを増やすのが重要!
最初は勝てなくても、とにかく相場と向き合い続けよう

【個人投資家・テスタさん】2005年に株式投資をスタート。初期は秒単位のスキャルピング、2016年から中長期投資も始める。2019年は1年だけで10億円を稼いだ。

【個人投資家・テスタさん】2005年に株式投資をスタート。初期は秒単位のスキャルピング、2016年から中長期投資も始める。2019年は1年だけで10億円を稼いだ。
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──テスタさんは株式投資をスタートしたときから、投資成績がマイナスの年は一度もないということですが、どうしたら毎年勝てるのでしょうか。

テスタ 2005年に、 300万円を元手 に専業投資家としてスタートしました。初月はマイナス30万円、2カ月目はマイナス15万円負けましたが、3カ月目からプラスに転じ、幸いここまで年間の負けはなしで来ています。初期は 「スキャルピング」 といって、秒単位のトレードで数百~数千円の利益をコツコツ積み上げていきました。その後も10年間はデイトレがメインで、1日に稼げる利益が数十万円単位へと増えていきました。
【※関連記事はこちら!】
⇒株初心者はいくらから株式投資を始めればいいのか? 1株単位で株が買えて「1株=数百円」から始められる「5つのサービス(LINE証券・ネオモバ・S株など)FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは 」を解説!

──途中、アルゴリズム取引(コンピューターによる高速売買)が入ってきてスキャルピングのような超短期売買は難しくなりませんでしたか?

テスタ システムや仕組みが変わるのに合わせて、自分のやり方を変えてきました。アルゴリズムの研究にも時間を費やしましたし。コロナの件だってそうですよね。それまで好調だった産業が崩れたり、反対に新たな有望銘柄が出てきたり。 FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは 時代の変化とともに、その都度、正解も変わる ので、株式市場で生き残り続けるには 「変化力」 が大切です。

テスタさんの資産は、これまでに46億円を突破!


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──2016年からは中長期投資も始め、投資スタイルが大きく変わったそうですね。そこから、さらに資産増加のペースが加速しています。

テスタ 僕はもともとファンダメンタル(企業の財務や業績)分析は苦手でした。ずっとデイトレでいきたかったけど、資産額が増えてスキャルピング以外の手法をやらざるを得なくなった。それでIPO株に興味を持ったり、決算分析の勉強も始めました。デイトレでは、おもに需給(買い手と売り手の力関係)を読みながらトレードしていたので、これは得意。中長期投資でもファンダメンタル分析に加えて需給もみているので、それが強みになっているとは思います。

――いまは中長期投資のみですか?

テスタ いまでもデイトレもやるし、相場全体が下がれば高配当株を買って長期で保有もします。一時的に有効な手法でも、流行るとすぐ使えなくなったりするので、 毎年、投資手法の引き出しは増やす ようにしています。

──初心者が陥りがちな失敗は?

テスタ 損切りできない人が多い です。みんな株を買うときは株価が上がると思っていますが、 万が一、上がらなかったらどうするか、最初に決めておくべき FX初心者が陥りがちな失敗と注意点とは です。株価が下がったということは、自分の想定通りに進んでいないので、そのトレードは終えて次に切り替えるべき。それができないと、ポートフォリオが含み損の銘柄ばかりになり、身動きが取れなくなります。 僕だって3~4割は損切りしています。 「損切り=損」とは思わないこと。「適切な損切り=利益確定」くらいに考えましょう。

──テスタさんでも3~4割も損切りしているんですか。

テスタ そもそも僕は自分の「買値」も気にしていません。株価がどう動くかに自分の買値は関係ないからです。トレード中は、自分の含み益や含み損は表示させていません。その日のトレードが終わって初めて表示させて、プラスなら利益になっているし、マイナスなら損になっている、という感じです。

──将来、有望だと考えているのは、どのような分野でしょうか?

テスタ 例えば、自動運転は市場が拡大すると思いますが、みんながそう思っているので、すでに株価に織り込まれています。一方で成長するかわかりませんが、気になっているのはデジタル資産の 「NFT」 です。ツイッターのツイートが3億円で落札された(※)とニュースになりましたが、ビットコインを初めて耳にしたときの違和感と可能性に似ています。ビットコインも最初は何だかよくわかりませんでしたが、めちゃくちゃ大きな市場になりました。 「確かに成長する」ものより、「成長するかもしれない」ところに投資したい ですね。
(※編集部注:デジタル資産をNFT化すると、その資産がコピーではなくオリジナルであることを電子的に証明することができる。2021年3月、ツイッター社のCEOが最初のツイートのNFTを約3億円で販売し、話題になった)

──投資初心者へのアドバイスをお願いします。

勝つのは後になってもいいので、ともかく株式市場に居続けることです。最初から大きく勝てている人はいません。毎日、株のことを考えていれば、わかること、気づくこと、勉強できることがたくさん出てくるし、自分に合う投資スタイルにたどり着きます。 株式投資はほかの仕事に比べれば、1億円に到達できる可能性が高い。 一生豊かになる可能性を秘めています。
【※関連記事はこちら!】
⇒株の配当金で暮らす生活も実現可能な投資術を公開! 株の配当が増え続ける会社を選んで投資するだけで、1億5000万円の資産を築いた会社員の投資法を紹介

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投資の落とし穴 | 絶対にしてはいけない3つの行動【初心者必見】

生活が今より豊かになったらと考え、自分なりに勉強してまずは低リスクと言われている投資信託を始めてみたBさん。

投資は今回が初めてでどんな商品を買えばいいのか迷い、利用している証券会社の人気ランキングを調べました。

上位に入っているものなら間違いないだろうと思い、新興国投資型の商材を購入。

最初の1年程度は利益が出ていたのですが、その後伸び悩み数年経って繰上償還*になってしまった時には、元本割れになってしまいました。

*繰上償還:市場環境の変化などによって当初の運用が困難になった際に、信託期間(運用期間)の満了日前に返還されること

このような失敗事例が起こる理由は「 証券会社の人気ランキングには、投資家からの人気が高く売れているものだけでなく、証券会社が売りたいと思っている商材の場合もあるから 」です。

このような流行りのある商品は短期的にみると儲かるものの、世間からの注目度が下がったとき、価値も急落してしまう可能性があります。 長期保有向きではないため、長い目で見ていると損をするケースも少なくありません。

「値動きに一喜一憂したくない」「細かな売買をしなくてはいけない投資は面倒」と感じている方には、不動産投資をおすすめします

3.不動産投資の失敗事例

空室リスクを甘く見て区分マンション1室をCさん

税金対策を目的に不動産投資をはじめたCさんは、都内で比較的新しいマンションを購入。家賃10万円、ローン返済額や管理手数料などを合わせて月々の支払い9万円で2年間順調に運用していました。

ところが2年経ったところで入居者が転居。

退去前から新しい入居者の募集はかけていたものの、

一室のみでも収支がプラスになるよう設定していたため、周辺のマンションに比べて家賃が高く、入居者がなかなか集まりませんでした。半年ほどで新しい入居者は決まりましたが、それまで空室だった期間の収入はありません。ローン返済額を自己資金から持ち出すことになり、大きな赤字が出ました。

また周りのマンションよりも高かった家賃を見直し、 家賃を5,000円ほど下げインカムゲインも減り、損失が大きくなってしまいました。

かと言って高額ローンが必要な一棟マンション投資だと初心者の方にはハードルが高くなるため、 区分マンション投資を家賃保証付きで、実績のある管理会社のもとで行う のがおすすめです。

投資初心者は大きな失敗を避けるためにするべきこと

リスクや費用をもれなく洗い出す

株式やFXなどでは相場の大幅な下落、不動産なら空室リスクや住環境の変化、自然災害など考えられる リスクはすべて洗い出しましょう

それらを踏まえて 余裕のある収支計画を立てることで、不測の事態に陥ったときにも対応できます

出口戦略も計画する

株式投資では株を取得した額よりも高く売ること。不動産投資では購入した物件を別の投資家により高く売ることで、 キャピタルゲインを最大化 できます。

また運用で損失を出してしまったときに、 売却益が救いになることもあります

損失を被って市場から退場しないよう、あらかじめ どうなったら損切するのか、不動産を売却するのかルールを決めておく ようにしてください。

まずは小さな投資をはじめてみる

投資には知識やスキルだけでなく 心の余裕も必要 です。

損失を回避したり、投資で成功したい方は、資産価値の上下によって一喜一憂しないように 数千円や数万円から投資を行う訓練をしておきましょう

セミナー等でプロから話を聞く

投資では自分だけの考えや判断に頼るのではなく、 経験者などプロの視点で検討することも大切 です。

セミナーや投資の担当者を参考にする際は、必ず経験や実績が豊富な方のアドバイスを聞く ようにしましょう。

【まとめ】投資で失敗しないためにはリスク管理とアドバイザー選びが重要

株式投資や投資信託というのは基本的に「予測不可能な社会問題」が起こることで上下します。だからこそ過去の社会問題ではどんな動きをしたのか、どんな方法でその情報を誰よりも早く入手するかなどの勉強が常に必要になってきます。 初心者が株式や投資信託を行う場合は勉強と運用を日々行わなければならない のです。

一方不動産投資は不動産を取り扱う投資会社との取り組みになるので、ある程度の事は任せられますしもし社会的リスクがあったとしてもアドバイスを受けられるので、 値下がり中に慌てて売ってしまって損をした、というリスクを回避しやすくなります。

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