RSIとは何? 株初心者女子が分かりやすくざっくり解説!
テクニカル分析
ところで、あなたは RSI というものをご存知でしょうか。
R (利食い) S (すごく) I (いい) の略じゃないです。
※何気なく書いてましたけど、これすごく便利そうですよね。「ナイトレード!RSIRSI!」みたいに使えて便利。
RSI とは R elative S trength I ndex の略で、日本語では相対力指数といいます。
読み方はそのまま、あーるえすあい、です。
と言われても、何のことかさっぱり分かりませんよねw
ものすごく簡単に言うと、 【売られすぎなんじゃない?】 と 【買われすぎなんじゃない?】 というのを表すテクニカル指標の一つ なんです。
例えば、何週間も株価が上がり続けている銘柄は、「流石に買われすぎだし、そろそろ売りに反転するんじゃない……?」と考える人は多そうですよね。
この【買われすぎ・売られすぎ】なのでは、というところを判断する助けとなってくれるのがRSIです。
米国のテクニカルアナリストJ・W・ワイルダーさんが開発したテクニカル分析指標で、【売られすぎ・買われすぎ】を測る 【オシレーター系】 と呼ばれる指標に分類されます。
一本の線で表現されるRSIは非常にわかりやすく見やすいチャートなので人気があります。
RSIの見方
引用:SBI証券
線がジグザグしていますが、この線は真ん中を50%として、 70~80%以上で買われすぎ、 30~20%以下で売られすぎ を示すものなのです。
例えば、
線が上向きに伸びて70%を超えてきたので、買われすぎているサイン= そろそろ売りに反転する?
線が下向きに伸びて30%を超えてきたので、売られすぎているサイン= そろそろ買いに反転する?
という風に判断するということですね。
売られすぎを見極めて買う、 逆張りの投資法で活用できます。
また、RSIが50%以上で推移していると上昇傾向にあり、50%以下で推移していると下降傾向にあるので、 50%になったタイミングはトレンドの転換点として見ることもできる のです。非常に便利。
あくまで目安なのでご注意を!
一見すると非常に簡単で便利な指標なのですが、あくまでも「そろそろこうなるんじゃない?」という目安だということも覚えておいてくださいませ。
つまり、
30%以下になったからといって、そこからすぐに反転するとは限りません。
逆に70%以上になったからといって、すぐに売りに反転するとは限らないのです。
あくまで目安であり、「この数値になったので反転します!」という強いメッセージというより、 「そろそろ反転するかもよ。わからんけど」 というサインのようなものだと思ってもらえると、上手にお付き合いできそうです。
RSIの算出方法
RSI =
期間中の値上がり幅 (終値) の合計 ÷ (期間中の値上がり幅の合計+値下がり幅の合計) × 100
前日 100円
1日目 120円 (+20円)
2日目 115円 (-5円)
3日目 130円 (+15円)
4日目 140円 (+10円)
5日目 142円 (+2円)
6日目 135円 (-7円)
7日目 140円 (+5円)
値上がり幅の合計
20+15+10+2+5=52
値下がり幅の合計
5+7=12
52 ÷( 52 + 12 )×100=81.25 なので、 RSIは81.25 ということになります!
上記の例でいえば7日間という期間中の場合、52+12で64円の変動がありましたよね。
その中で値上がり幅はどのくらいの割合を占めているのか? ということを、計算しているのです。
RSIだけを使うのは危険!
RSIは非常に見やすくて便利なチャートではありますが、 これだけを見て取引するのはとても危険です。
なぜなら、先程の項目で少しだけ解説したように、RSIは一定期間(RSIの定義 大体14日間)に変動した株価に対して、どのくらの値上がり幅があったかを算出しているものなんです。
保ち合い (ボックス・レンジ) 相場で強みを発揮しますが、 強いトレンド(材料が出て極端に株価が上がったり下がったりしているとき)はアテにならないのです。
RSIまとめ
■RSIは 【売られすぎ】 と 【買われすぎ】 を判断するテクニカル指標。
■変動した値幅全体で、値上がり幅がどのくらいあったのか? という数値。
■ 20~30%で売られすぎ、 80~70%で買われすぎ と判断することが多い。
■ボックス相場で非常に役立つ。
■強いトレンドでは役に立たない。
■あくまで目安であり、 「反転しそうじゃない? わからんけど」 というサイン。
もし記事が役に立ったり面白かったら、ブログ村のボタン↓↓押して応援お願いします三└(┐Lε:)┘
(いつも応援有難うございます! 滅茶苦茶励みになっていますm(_ _)m)
RSIとは|シグナルや計算式、設定期間や使い方を解説|FXや株を有利に
RSIとは、Relative Strength Indexの略で、株やFXなどの価格の上下を予測するテクニカル指標の一つです。読み方は、「アール・エス・アイ」です。日本語にすると、相対力指数といいます。現在の相場の水準が、相対的に「買われ過ぎ」、あるいは「売られ過ぎ」かの判断基準となるテクニカル指標です。
1.株式やFXで有効なRSIの期間の設定や計算式を解説
この章では、RSIの意味や、どのようなセッティングをすればいいかを解説します。また、厳密にいえば、RSIには2つの計算式があります。この2つの計算式を紹介し、どちらを使えばいいかも紹介していきます。
1-1.テクニカル指標のRSIとは何か
はじめに、RSIについて簡単に紹介しましたが、ここで、もう少し詳しく見ていきましょう。RSIは、オシレーター系のテクニカル指数の一つです。
RSIは、1978年にアメリカのJ.W.ワイルダー(John Welles Wilder)によって開発されました。ワイルダーは、RSIの他にもパラボリックなどのテクニカル指標を生み出して、自ら投資行動をすることはもちろん、投資インストラクターとしても活躍しました。
1-2.RSIの2種類の計算式
オリジナルのRSIの計算式
■1日目
RSI= A÷(A+B)×100
A…N日間の終値から上昇した値上がり幅の平均
B…N日間の終値から下落した値下がり幅の平均
※Nは設定値。通常は14日を設定します。
■2日目以降(直近の値動きを重視するため2日目以降の計算式は以下のようになります。)
RSI= A÷(A+B)×100
A…(前日までのRSI×(N-1)+当日の値上がり幅)÷N
B…(前日までのRSI×(N-1)+当日の値下がり幅)÷N
※Nは設定値。通常は14日を設定します。
カトラー版のRSIの計算式
RSI= A÷(A+B)×100
A…N日間の終値から上昇した値上がり幅の平均
B…N日間の終値から下落した値下がり幅の平均
※Nは設定値。通常は14日を設定します。
直近の値動きを重視しないため2日目以降同じ計算式になります。
2つの計算式は、どちらが優れているというものではありません。もし、2つのうちどちらかを選択できる状況にあるなら、現在の相場環境により馴染む方を選択するしかないでしょう。何ら前知識がない状況であれば、とりあえずオリジナル版のRSIを使ったほうが無難な取引ができると思います。
1-3.RSIの数値や期間の設定|1分足のケースも解説
一般的には、期間14日を使用します。なぜなら開発者のワイルダー自身が、この数値を推奨しており、世界的に見れば、この数値を使っているトレーダーが多いと考えられるからです。期間14日以外なら、期間9日が多く使われています。
2.RSI無料チャート講座|有効な使い方とシグナルとは
設定についての説明が終わったところで、実際のチャートを使ってRSIの使い方を見ていきましょう。基本的な使用法はもちろん、ダイバージェンスなどの特殊な使い方についても解説します。
2-1.RSIの使い方/シグナルと利益確定
下図の買われすぎラインをよりも図中の青い線(RSI)が上に来たら、「買われすぎ」と判断し、売られすぎラインの下にRSIが来たら、「売られすぎ]と判断します。通常は買われすぎラインは70%に位置し、売られすぎライン30%に位置しています。また、買われすぎラインを80%にして、売られすぎラインを20%にすることもよくあります。どちらの設定が、現在の相場に合っているか見極めることが大切です。
仮にAのポイントをシグナルとして、ショートポジションを持ったとすれば、Bのポイントが利益確定のポイントになります。つまり売られすぎのラインを割り込んだのを合図に、そろそろ売られすぎだと判断します。しかし、利益はより伸ばしたいところなので、私なら売られすぎのラインを割り込んだ途端に利益確定することはしません。しばらく時間をおいてから、利益確定します。たとえ利益が減ることがあっても、長期的視点で見れば、そうした習慣がついていた方が、将来的に積み上げる利益は多くなる可能性が高いと考えます。となると、C地点で利益確定するのがベストとするのも一つの考え方です。
2-2. RSIのダイバージェンスとは
ダイバージェンスとは、価格は上がっているのに、RSIなどのオシレーター系のテクニカル指標見ると下がっている現象のことを指します。日本語では、逆行現象と呼ばれます。これは、価格の上昇の勢いが弱まっていることを表しています。
2-3.こうなればチャンス!RSIのダイバージェンスの例 RSIの定義
ここでは、実際のチャートを使って、ダイバージェンスを説明していきます。下図ローソク足に、オレンジ色の線で示した箇所では、価格が上昇していることが見て取れます。しかし、同じ位置のRSIを見ると、価格とは反対に切り下がっていることが観測できます。
このように、価格の山と、RSIが示す山の傾向が異なる現象がダイバージェンスです。図のケースであれば、その後価格は、下落傾向になる可能性が高くなります。RSIの場合、買われすぎラインの上、あるいは売られすぎラインの下で、ダイバージェンスが確認できると勝率が高くなります。
3.RSI組み合わて勝率を上げるインジケーター
この章では、RSIの勝率をより高くするために、どのようなテクニカル指標と組み合わせるといいかを解説します。どんなテクニカル分析にも穴があります。ですから、それぞれの欠点を補うように、テクニカル指標を組み合わせるのが基本です。
3-1.ストキャスティクスとRSIを組み合わせると?
とはいえ、ストキャスティクスとRSIを組み合わせるくらいなら、別のテクニカル指標と組み合わせたほうがより賢い選択になるでしょう。上記でも書いたように、お互いの欠点を補う目的でテクニカル指標を使うのがセオリーです。
3-2.RSIと併用するべきテクニカル指標は?
では、RSIはどんなテクニカル指標と相性がいいでしょうか? 私の経験からRSIと組み合わせてよい結果が出たものとして、MACD、ADX、ボリンジャーバンドなどが挙げられます。どの指標も、トレンドの把握に強い指標です。このような組み合わせで、互いの欠点を補うとより確率の高いトレードをしやすくなります。
4.おわりに|RSIで売られすぎだからといって…
RSIは、確かにその通りに相場が動くこともありますが、ダマシも多いテクニカル指標です。売られすぎだからといって、すぐに手を出すのは危険です。それは、トレンドの始まりの可能性があるからです。
RSIを使いこなそう!逆張り・順張りの戦略やダイバージェンスの活用術
RSIは、米国のトレーダーでありテクニカルアナリストでもあるJ・ウエルズ・ワイルダー・ジュニア氏が考案した指標で、1978年に著書『New Concepts in Technical Trading Systems』にて発表されました。同書は日本語にも訳され『ワイルダーのテクニカル分析入門』というタイトルでパンローリング社から出版されています。ちなみにRSIとは、「Relative RSIの定義 Strength Index」の頭文字を取った呼び方です。
基準となるラインは30%と70%
RSIの数値 | RSIの見方 |
70%以上 | 買われ過ぎ= 天井圏が近いと判断→売りを検討 |
30%以下 | 売られ過ぎ= 底値圏が近いと判断→買いを検討 |
買われ過ぎ・売られ過ぎのゾーンに入った場合は、相場の行き過ぎから反転が近いと予想し、その反転を狙います。FXでは、このようにトレンド(相場の流れ)に逆らって取引することを 「逆張り」 といいます。
とはいえ、単純に買われ過ぎ・売られ過ぎゾーンに入ったときに逆張りでトレードしたからといって必ずしも成功するとは限りません。RSIは強いトレンドが継続しているような相場では 「ダマシ」 になることもあり、その場合は損失を被るリスクもあるので注意が必要です。ダマシを回避するテクニックは、後ほど詳しく解説します。
MT4/MT5でRSIを使ってみよう
ここでは、主に海外FX業者で採用されているチャートツール、 MetaTrader4 (MT4)/ MetaTrader5 (MT5)でRSIを使う方法を紹介します。設定方法をすでに知っている方は、手法の章に進んでください。
RSI(相対力指数)の設定方法 | MT4 ご利用ガイド | FXプラス™
MetaTrader4では、一定期間における値動きの強弱を指数化したRelative Strength Index(RSI・相対力指数)を、チャート内に表示できます。50%以上の時は相場が上昇傾向、50%より低い時は下降傾向と判断します。
2019.02.26
RSIの設定方法
MT5でRSIを使うには、「ナビゲータ」画面より「指標」→「オシレーター」のメニューを順に開いていき、「Relative Strength Index」をチャート上にドラッグ&ドロップします。
パラメータ | デフォルト | 内容 |
---|---|---|
①期間 | 14 | 計算に使用する期間(時間足の本数)を指定します。 |
②適用価格 | CLOSE (終値) | RSIの計算に使用されるレートの種類を指定します。 |
①期間 | |
デフォルト | 14 |
内容 | 計算に使用する期間(時間足の本数)を指定します。 |
②適用価格 | |
デフォルト | CLOSE(終値) |
内容 | RSIの計算に使用されるレートの種類を指定します。 |
2021.08.31
おすすめのパラメーター設定
それ以外では「9」も人気のパラメーターです。RSIは 期間を短くするほど動きの感度が高く上下動の幅も大きくなり、長くするほど滑らかな動きで上下動の幅は小さくなる 特徴があります。そのため「9」を採用する場合は、相場の過熱感を判断する水準として「14」よりも範囲を広げ、80%ラインを買われ過ぎ、20%ラインを売られ過ぎの目安にすることが多いです。
【基礎編】RSIは「逆張り」で使うのが基本戦略
実際のトレードにおいて、どのようにRSIを使えば良いのか、基本的な方法を2パターン紹介します。 逆張り で利用するのが一般的ですが、相場の流れと同じ方向に売買する 順張り で使用する場合もあります。
買われ過ぎゾーン・売られ過ぎゾーンの出口を狙う
RSIの王道戦略といえるのが、買われ過ぎゾーンや売られ過ぎゾーンからの反転を狙う逆張りです。ゾーンからの逆張りといいますが、それらのゾーンに入ったときに、単純にエントリーすれば良いというわけではありません。 狙うべきは、ゾーンを出るとき です。
エントリータイミング
決済タイミング
50%ライン突破で順張りする戦略も有効
次に紹介するのは、RSIを順張りの目安として使う方法です。こちらはRSIの50%ライン(買いと売りが均衡するライン)を相場の転換点として利用します。RSIが売られ過ぎゾーンから 50%ラインを上抜けるとき には 上昇トレンドが継続 しやすく、買われ過ぎゾーンから 50%ラインを下抜けるとき に 下降トレンドが継続 しやすい、と判断するのがポイントです。
エントリータイミング
決済タイミング
【実践編】RSIをさらに活用する方法
フェイラースイングとダイバージェンスに注目してダマシを回避
RSIは30%や70%といった数値に着目して相場の強弱を判断するのが基本ですが、それ以外にもRSIの形からトレンド転換を見極める手段があります。それは、 フェイラースイング(失敗したスイング) と、 ダイバージェンス というパターンです。
ワイルダー氏は「RSIが30%以下、あるいは70%以上のときに起こるフェイラースイングは、 相場が反転する強いシグナル RSIの定義 」と著書で述べています。
トップフェイラースイング
上昇トレンドで70%ライン以上の高値をつけたRSIが反転していったん下降した後、再び上昇して高値更新に挑戦するものの、更新できずに下降を始める一連の動きのことです。上昇から下降への転換を示唆します。 直前の谷の水準を割り込むポイントで売りエントリー するのがセオリーです。
ボトムフェイラースイング
下降トレンドで30%ライン以下の安値をつけたRSIが反転していったん上昇した後、再び下降して安値更新に挑戦するものの、更新できずに上昇を始める一連の動きのことです。下降から上昇への転換を示唆します。 直前の山の水準を越えるポイントでの買いエントリー が効果的です。
もう一つのダイバージェンスとは、ローソク足の値動きの方向性とRSIの方向性が逆行する現象のことです。ワイルダー氏はダイバージェンスを「RSIの最大の特徴」 「トレンドの転換が近いことを示す強いシグナル」 と述べています。
例えば、下降トレンドの最中にローソク足の安値が切り下がっているにもかかわらず、RSIの安値が切り上がる動きがあれば、それがダイバージェンスです。その後、上昇トレンドに転換することが予想されるため、 買いエントリーが有効 です。
反対に、上昇トレンドの最中にローソク足の高値が切り上がっているにもかかわらず、RSIの高値が切り下がる動きがあれば、下降トレンドに転換することが予想されるため、 売りエントリーが有効 になります。
コメント