【初心者向け】FXのレバレッジとは?計算方法とリスクの抑え方を解説
一方で、高すぎるレバレッジでの取引は、大きな損失が出るリスクも高まります。
FX会社に預けている証拠金では補えない損失が出た場合、トレーダーはその分を追加で支払わなければならず、場合によっては投資した金額以上の損失が発生する可能性があります。
リスクを抑えるためにも、FX取引に慣れないうちは低いレバレッジ倍率で取引する方が安心です。
詳しくは本記事の「5.レバレッジのリスクを抑えて取引するための4つのポイント」で紹介します。
2.レバレッジ倍率の計算方法
レバレッジ倍率は、「取引数量」、「為替レート」、「証拠金(口座資金)」の3つから算出されます。
(「取引数量」は、取引する通貨量のことです)
【例1】取引数量が異なる場合(証拠金が100,000円の場合)
【例2】証拠金が異なる場合(取引数量が5,000ドルの場合)
全取引におけるレバレッジ倍率を表す「実効レバレッジ倍率」
FX取引では、同時に複数の取引をおこなうことが多いです。
複数の取引で確認しておきたいのは、「全取引金額におけるレバレッジ倍率がどうなっているか」です。
この「全取引金額におけるレバレッジ倍率」を「実効レバレッジ倍率」といいます。
つまり、1回の取引のレバレッジ倍率が低くても、複数の取引をおこなうと、トータルで見たレバレッジ倍率(実効レバレッジ倍率)は高くなるのです。
多くのFX会社では、取引ツールに「実効レバレッジ倍率」を表示していますが、一部のFX会社では「1回の取引でのレバレッジ倍率」を表示しています。
いつの間にかハイレバレッジになっていることを避けるためにも、1回の取引におけるレバレッジ倍率ではなく、実効レバレッジ倍率を確認しましょう。
3.レバレッジを使う2つのメリット
- 1.少額の元手で取引できる
- 2.資金効率を高められる
【メリット1】
少額の資金で取引できる
記事前半で、レバレッジをかけると証拠金の最大25倍の金額で取引できるとお伝えしました。
これは言い換えると、取引額の「25分の1」の資金(証拠金)があれば取引可能ということです。
たとえば、100万円分の取引をする場合、最低限必要な資金は25分の1の40,000円で可能です。
売買する量 | 最低限必要な資金(必要証拠金) |
---|---|
100万円分のドル | 40,000円 |
50万円分のドル | 20,000円 |
10万円分のドル | 4,000円 |
この1回の取引で最低限必要な資金を「必要証拠金」といいます。
【メリット2】
資金効率を高められる
レバレッジを使った取引の最大のメリットは、取引に成功すれば少ない元手で大きな利益を出せるため、資金効率がよいことです。
4.レバレッジを使う3つのデメリット
- 1.損失が大きくなる
- 2.ロスカットが発動し、意図せぬタイミングで決済される
- 3.追加証拠金が発生する
【デメリット1】
損失が大きくなる
【デメリット2】
ロスカットが発動し、意図せぬタイミングで決済される
「ロスカット」とは、取引による損失が発生し、証拠金が一定水準以下となったタイミングで、全取引を強制決済する仕組みです。
トレーダーがFX会社に預けた資金以上の損失を出さないために取り入れられています。
一方、 予告なく全取引が強制決済されるため、意図しないタイミングで損失や利益が確定するというリスクがあります。
【デメリット3】
追加証拠金が発生する
口座資金の残高が必要証拠金を下回った場合、FX会社によってはロスカットではなく 「追加証拠金」の支払いを求める 場合もあります。
上記の例では数万円の追加証拠金の支払いにとどまっていますが、 急激な為替レートの変動などにより、数十万~数百万円の追加証拠金の支払いが発生する場合もあるのです。
5.レバレッジのリスクを抑えて取引するための4つのポイント
大前提として、FX取引は、余剰資金、つまり生活に影響の出ないお金でおこないましょう。
そのうえで、FX取引のリスクを抑えるための、4つのポイントを紹介します。
- 1.低いレバレッジ倍率で取引をする
- 2.証拠金に余裕を持つ
- 3.取引数量を多くしすぎない
- 4.「損切り(ストップロス)」を適切なタイミングでおこなう
【ポイント1】
低いレバレッジ倍率で取引をする
取引に慣れていない間は、まずは低いレバレッジ倍率で取引しましょう。
最初から高いレバレッジで取引を始めると、 「大きな利益が得られる」と考え、取引金額や売買のタイミングなどについて冷静に判断できなくなる ことがあります。
利益や損失を確定すべきタイミングで売買ができないと、損失も大きくなりやすいです。
【ポイント2】
証拠金(口座資金)に余裕を持つ
【メリット1】で少しふれたように、 必要証拠金に対してギリギリの口座資金(証拠金)で取引をすると、少しの損失が出ただけで追加証拠金の支払いが発生します。
上記は極端な例ですが、このように少しの損失でロスカットや追加証拠金の支払いが生じるのを防ぐために、口座資金(証拠金)は必要証拠金よりも多めに入れて余裕をもたせましょう。
【ポイント3】
取引数量を多くしすぎない
2章で解説したように、1つの口座で同時に複数の取引をおこなうと、取引数量が大きくなり、口座全体でのレバレッジ倍率(実効レバレッジ倍率)が高まります。
「もっと大きな利益を得たい」という気持ちから取引数量を増やすと、知らぬ間に高いレバレッジで取引をおこなっている ということも起こりえます。
その結果、デメリットで説明したようなロスカットや追加証拠金といったリスクを背負いやすくなるのです。
とくに取引に慣れていないうちは、実効レバレッジ倍率を確認しながら、取引数量が多すぎないかを常にチェックするとよいでしょう。
【ポイント4】
「損切り(ストップロス)」を適切なタイミングでおこなう
相場格言の一つに、「見切り千両、損切り千両」という言葉があります。
この言葉は、すでに損失が出ている取引は、損失が小さいうちに見切りをつけて手仕舞うほうが、総じて利益につながるという意味です。
買い注文後に値下がりし、「相場が戻るはずだ」と粘って損切りしなかった結果、どんどん損失が膨らむことは珍しくありません。
そして、レバレッジをかけた取引の場合、その損失が増えるスピードも早くなります。
より大きな損失を出さないためには、自分が許容できる損失額に応じて「ルールを決め、そのルールに従うのが重要です。
「1回の取引で何%の損失額が出たら損切りをする」といった具体的なルールを決めた方が、損切りを迷いにくくなります。
しかし、実際には損切りを迷うことも多々あります。
もし自分で損切りできる自信がない場合は、「逆指値注文(ストップ注文)」を使って、自分で決めたルールをもとに損切りの価格を設定し、自動で損切りするのがおすすめです。
1通貨から取引できるOANDA証券の「ベーシックコース」
そのような方は、小額から取引できるFX会社を選ぶのがオススメです。
OANDA証券の「ベーシックコース」では、1通貨から取引が可能です。
そのため、初めてFX取引をする方でも、少額から始めて徐々に慣れることができます。
FXのレバレッジとは?メリットや注意点|おすすめFX口座紹介
FX取引の注意点 / 当サイトの内容について
・本記事では、FXを「必ず利益を生む方法」として紹介しているものではございません。FXは自己の責任において行っていただくようお願い致します。
・外国為替証拠金取引は外国為替レート金利の変動により損害を被るリスクがあり投資元本は保証されていません。
・マーケットの相場変動率に比べ投資元本の損益変動率が大きく状況により損失が証拠金額を上回ることもあります。
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・スリッページが発生することで、発注時点に比べ不利な価格で約定する場合もあります。
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FXの基礎知識
■店頭外国為替証拠金取引「LIGHT FX」及び店頭暗号資産証拠金取引「LIGHT FXコイン」は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動等により損失が生ずる場合がございます。お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。
■LIGHT FXにおける個人のお客様の証拠金必要額は、各通貨のレートを基に、お取引額の4%(レバレッジ25倍)となります。ただし、トルコリラ/円及び ロシアルーブル/円においてはお取引額の10%(レバレッジ10倍)となります。法人のお客様の証拠金必要額は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額又は当該為替リスク想定比率以上で当社が別途定める為替リスク想定比率を乗じて得た額となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第 117 条第 27 項第 1 号に規定される定量的計算モデルを用い算出されるものです。
■LIGHT FXコインにおける証拠金必要額は、各暗号資産の価格を基に、個人のお客様、法人のお客様ともにお取引額の50%(レバレッジ2倍)となります。
■LIGHT FX、LIGHT FXコインはレバレッジの効果により預託する証拠金の額以上の取引が可能となりますが、預託した証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがございます。
■LIGHT FX、LIGHT FXのレバレッジ FXコインの取引手数料及び口座管理費は無料です。ただし、LIGHT FXコインにおいて建玉を翌日まで持ち越した場合、別途建玉管理料が発生します。
■LIGHT FXにおけるスワップポイントは金利情勢等に応じて日々変化するため、受取又は支払の金額が変動したり、受け払いの方向が逆転する可能性がございます。
■LIGHT FX、LIGHT FXコインにおいて当社が提示する売付価格と買付価格には価格差(スプレッド)がございます。お客様の約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと必ずしも合致しない場合もございます。お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。
■LIGHT FX、LIGHT FXコインにおけるロスカットルールは、必ずしもお客様の損失を限定するものではなく、相場変動等により、預託した証拠金以上の損失が発生するおそれがございます。
■暗号資産は本邦通貨または外国通貨ではありません。法定通貨とは異なり、特定の国等によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。
FXのレバレッジ
「FXのレバレッジってなに?」
「レバレッジ倍率って自分で決めれるの?」
「初心者は何倍のレバレッジをかければいいの?」
レバレッジとは、 口座に入金している資金の最大25倍の金額を投資運用できるFXの仕組み です。
こんにちは、トレード歴2年の岡田です!
私がFXを始めたきっかけはレバレッジに魅力を感じたからでした。
なぜなら、10万円あれば最大250万円として取引でき、資金効率よく利益を狙えるからです。
レバレッジは勝った時は利益拡大のメリットになりますが、負けた時は損失拡大のデメリットになる諸刃の剣です。
この記事では、レバレッジとはそもそもなんなのか、レバレッジを使うメリット・デメリット、FX初心者はレバレッジ何倍で始めればいいのかを解説します。
そして、私が初心者の時に衝撃を受けた2種類のレバレッジやレバレッジの正しいかけ方についても、わかりやすく解説していますので、もし同じ悩みを持っている人の参考になれば嬉しいです。
FXのレバレッジとは?
レバレッジとは、 口座資金以上の金額で投資運用ができるFXの仕組み です。
ちなみに、英語のレバレッジ(Leverage)を日本語訳すると「てこの原理」で、小さい力で大きなものを動かすという仕組みが似ていることからレバレッジと呼ばれています。
国内FX会社であれば最大レバレッジは25倍なので、次の図解ように1万円入金していれば25万円、10万円であれば250万円として取引できるんです。
FXは少額の元手で大きな利益を稼げる投資効率の高い投資です。
ちなみに、FXではレバレッジをかけるために最低限必要な資金を必要証拠金と呼びます。
必要証拠金は、希望の取引通貨量で取引するために最低限必要な資金のことです。
例えば、1米ドル = 100円の時に1万通貨で取引したい場合は、最大レバレッジ25倍を適用した4万円が必要証拠金となります。
【米ドル1万通貨を取引するために必要な資金】
10,000通貨 × 100円 = 1,000,000円
【100万円で取引するために最低限必要な資金】
1,000,000円 ÷ 25倍 = 40,000円
レバレッジ倍率の計算方法
FXのレバレッジ倍率は、現行為替レートと必要証拠金、取引通貨量を使った次の計算式でわかります。
(現行為替レート × 取引通貨量) ÷ 必要証拠金 = レバレッジ
(100円 × 10,000通貨) ÷ 40,000円 = 25倍
しかし、実際のトレードではトレーダー自身が計算する必要はなく、設定した取引通貨量と口座資金(証拠金)から 自動的に算出し適用 されます。
レバレッジって、トレーダーが5倍10倍と倍率を指定するんじゃないの?
初心者が勘違いしているレバレッジのかけ方
FX初心者は 「レバレッジは自分で倍率を指定する」と勘違い している人は多く、私もその一人でした。
実はFXの レバレッジは全て自動的に決まります。
使う数字は取引通貨量、証拠金(口座資金)、通貨ペアのレートの3つです。
シミュレーション①取引通貨量が1万通貨の場合
【米ドル1万通貨を取引するために必要な日本円を計算】
10,000通貨 × 100円 = 1,000,000円
【口座資金20万円で100万円取引する時のレバレッジを計算】
1,000,000円 ÷ 200,000 = 5倍
口座資金20万円で1万通貨を運用する場合は、レバレッジ5倍が適用されます。
シミュレーション②取引通貨量が5万通貨の場合
【米ドル5万通貨を取引するために必要な日本円を計算】
50,000通貨 × 100円 = 5,000,000円
【口座資金20万円で500万円取引する時のレバレッジを計算】
5,000,000円 ÷ 200,000 = 25倍
5万通貨を資金20万円で取引する場合は、レバレッジ25倍が適用されます。
・一部の国内業社は最大レバレッジを変更できる
・レバレッジは2種類ある
一部の国内業社は最大レバレッジを変更できる
国内FX会社は、 最大レバレッジを変更できる会社 と 最大レバレッジを変更できない会社 の2つのタイプが存在します。
日本国内の最大レバレッジは25倍で全社共通ですが、一部のFX会社は口座毎に最大レバレッジを1倍や10倍、25倍などに変更できます。
最大レバレッジ変更可能なFX会社
口座毎に最大レバレッジを変更できるFX会社 は、 松井証券 や外貨exなどが該当します。
このタイプ最大のメリットは、強制的に1倍や10倍などの低レバレッジで取引できるため、負けた時の損失が少なく、安全にトレードできる点です。
最大レバレッジ25倍固定のFX会社
もう1つは、 最大レバレッジが25倍固定の変更できないFX会社 です。
実は国内業社のほとんどがこのタイプで、レバレッジ25倍で取引できる状態で始めることになります。
2種類あるレバレッジ
・口座全体のレバレッジ(実効レバレッジ)
・取引単位のレバレッジ
ほとんどのFX会社は口座全体のレバレッジのみ表示しているですが、一部の会社では取引単位のレバレッジも表示しているため、知らない人が見たら戸惑うはずです。
口座全体のレバレッジ(実効レバレッジ)
ほとんどの国内業社は 実効レバレッジ だけを表示しています。
実効レバレッジとは、 口座全てのトレードを合算して適用されているレバレッジ FXのレバレッジ です。
次の計算式のように取引金額と口座資金(証拠金)から割り出されています
【実効レバレッジの計算式】
取引金額 ÷ 証拠金 = 実効レバレッジ
実効レバレッジは、口座資金に対する取引中のポジション全体でのレバレッジです。
倍率が低いほど安全で、高いほど危険とわかる指標でもあります。
【取引①10,000通貨取引の取引金額の計算】
10,000通貨 × 100円 = 1,000,000円
【取引②50,000通貨取引の取引金額の計算】
50,000通貨 × 100円 = 5,000,000円
【口座の実効レバレッジ計算】
6,FXのレバレッジ 000,000円(取引金額① + FXのレバレッジ ②) ÷ 1,000,000円(証拠金) = 6倍(実効レバレッジ)
取引単位のレバレッジ
国内では、実効レバレッジの他に 取引単位のレバレッジ も表記する口座もあります。
取引単位のレバレッジは、 1トレード毎に適用されるレバレッジ です。
これは、「この取引はレバレッジ25倍を適用している」という意味です。
私は初めてトレードした時に、取引照会に「レバレッジ25倍」と表示されていて、「25倍に設定した覚えないのに」ととても焦ったのを覚えています。
しかし、取引単位のレバレッジを大きく意識する必要はありません。
なぜなら、取引単位のレバレッジが高くても、実効レバレッジが低ければ問題ないからです。
レバレッジを使うメリット
資金効率が良い
FXのレバレッジ最大のメリットが 資金効率が抜群に高い ことです。
資金効率とは、少額で大きな金額を稼げると理解してください。
FX | 株 | |
レバレッジなしの利益 | 1,000円 | 1,000円 |
レバレッジ最大の利益 | 25,000円(25倍) | 3,000円(3倍) |
同じ10万円の元手ですが、FXは得られる金額が 約7倍 も多く、株より資金効率の良い投資であることがわかります。
株には株の良さはあるだろうけど、少ない元手で始めるなら断然FXの方が可能性を感じるね。
1度のトレードで多くの利益を狙える
FXはレバレッジを使うことで 1度のトレードで多くの利益を狙えます。
レバレッジは取引通貨量で倍率を調整できるので、勝つ見込みの高いトレードの時に高いレバレッジをかけることができます。
例えば、勝つための根拠が乏しいトレードの時は、レバレッジを低めに設定し損失した時のリスクを抑え、勝ちパターンの時は高いレバレッジを設定して大きく稼ぐのが効率的です。
レバレッジを使うデメリット
負けた時の損失が大きい
レバレッジ最大のデメリットは、 負けた時の損失も大きくなることです。
理由はシンプルでレバレッジをかけて100万円稼ぐ可能性があるということは、裏を返せば100万円失う可能性もあるからです。
強制ロスカットの危険がある
レバレッジをかけてトレードすると 強制ロスカット が執行される可能性が高まります。
強制ロスカット及びロスカットとは、トレーダーの口座資金が危険な時に全ての取引を強制決済する機能です。
つまり、強制的に負けが確定し口座の資金も減ります。
FXで失敗しないためには、とにかく低レバレッジでトレードすること、この後おすすめのレバレッジ倍率についても解説するぞ。
レバレッジは3倍〜10倍で運用する
FXを安全に取引できる実効レバレッジは、 3倍〜10倍 です。
理由はロスカットの心配が少なく、例え負けても損失を抑えられるからです。
下の画像は ヒロセ通商の計算ツール を使ってレバレッジ約23倍と約3倍時のロスカットまでの値幅を計算した時の結果です。
FXのレバレッジ
レバレッジ3倍のロスカットまでの値幅は35.3円に対して23倍は0.3円とその差は歴然です。
1時間で0.3円動くことも珍しくないFXでは、レバレッジ23倍はかなり無謀な取引だね。
しかし、ほとんどの初心者は早く稼ぎたいという焦りから高レバレッジの取引をして、大損失を招いて即退場しています。
希望のレバレッジで取引する方法
その通り。実際のレバレッジ計算は自力でやるととても大変なんだ。
やり方は、入金額(口座資金)と希望のレバレッジ倍率を指定するだけで、現行レートから必要な取引通貨量が自動算出されます。
証拠金維持率250%以上でさらに安全な運用をしよう
FXをさらに安全に取り組むために、証拠金維持率を 250%以上 に保つことも意識しましょう。
なぜなら、証拠金維持率250%以上だと、実効レバレッジも10倍以下に抑えられ安全だからです。
証拠金維持率は、口座資金の安全性がわかる指標の一つで、数値が高いほど安全な取引と判断できます。
【証拠金維持率とは?】
証拠金維持率は必要証拠金に対する有効証拠金の割合で、数字が大きいほど安全で、小さいとロスカットの危険性が高くなります。
証拠金維持率 = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
2,500% (証拠金維持率) = 1,000,000(有効証拠金) ÷ 40,000円(必要証拠金) × 100
最大レバレッジを自分で変更できるFX会社
そこで有効なのが、先述した 最大レバレッジを変更できるFX会社 を使うことです。
国内でも最大レバレッジを変更できるFX会社は限られているので、真剣にFXを取り組みたいという人はぜひ参考にしてください。
100円からできるFX「松井証券」
スプレッド (ドル/円) | ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.1銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1通貨 | ![]() マイナススワップが大きい | 500,000円 |
・ 1通貨(ドル円なら5円)からFXの取引が可能
・最安水準のスプレッド!デイトレに最適
・初心者向けセミナー動画が充実
最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、 FXのレバレッジ 1通貨(ドル/円なら5円) から取引が可能!
レバレッジ1倍なら100円、25倍なら5円という少額で取引ができるのが最大の特徴よ。
低スプレッド・高スワップ!「外貨ex byGMO」
スプレッド (ドル/円) FXのレバレッジ | ユーロ/円 | ポンド/円 |
0.2銭 | 0.5銭 | 1.0銭 |
取引単位 | スワップ | キャッシュバック |
1000通貨 | ![]() マイナススワップが大きい | 150,000円 |
・ 1000通貨(ドル円なら5千円)からFXの取引が可能
・トルコリラなどの高金利通貨のスワップが高く、スワップ狙いの取引に最適
・スマホの取引ツールが使いやすいことで有名
最小取引単位が1万通貨が多いFX業界で、1000通貨(ドル/円なら5千円)から取引が可能!
スプレッドが安く、高スワップなので短期から中長期まで対応できる万能型のFX会社よ。
金融庁による国内レバレッジ規制について
現在国内FX会社の最大レバレッジは25倍ですが、実はFXが始まった当初はこの制限はありませんでした。
しかし、高レバレッジによるトレーダーが大損失する事例が増えたことにより、2009年金融庁により最大レバレッジは25倍までと法律が改正されました。
レバレッジ
【SBI FXTRADE及び積立FX(店頭外国為替証拠金取引)】
店頭外国為替証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。外貨での出金はできません。経済指標の結果によっては価格が急激に変動し、思わぬ損失が生ずるおそれがあります。また、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。取引価格、スワップポイント等は提供するサービスによって異なり、市場・金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。取引価格は、買値と売値に差があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。店頭外国為替証拠金取引にあたっては必要な証拠金の額は提供するサービス及び取引通貨ペアごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(「SBI FXTRADE」個人のお客様:4%(レバレッジ25倍)、ただし、ロシアルーブル/円およびブラジルレアル/円は10%(レバレッジ10倍)、法人のお客様:一般社団法人金融先物取引業協会が毎週発表する通貨ペアごとの為替リスク想定比率*(通貨ペアごとにそれぞれレバレッジが異なります)、「積立FX」個人および法人のお客様:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.334%(レバレッジ3倍))の証拠金が必要となります。
*為替リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【オプションFX(店頭通貨オプション取引)】
店頭通貨オプション取引は店頭外国為替証拠金取引の通貨を原資産とし、原資産の値動きやその変動率に対する予測を誤った場合等に損失が発生します。また、オプションの価値は時間の経過により減少します。当社が提示するオプションの取引価格は、買値と売値に差があります。当社の提供する店頭通貨オプション取引の決済方法は反対売買による清算となり、また、NDO(ノンデリバラブル・オプション)であるため権利行使日に権利行使価格と実勢価格による反対売買を行います。
【暗号資産CFD(店頭暗号資産証拠金取引)】
店頭暗号資産証拠金取引は、取引金額(約定代金)に対して少額の取引必要証拠金をもとに取引を行うため、取引必要証拠金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。暗号資産の価格の変動によって思わぬ損失が生ずるおそれがあり、その損失の額が預託した証拠金の額を上回ることもあります。当社の取り扱う暗号資産は、本邦通貨または外国通貨ではありません。また、特定の国家または特定の者によりその価値が保証されているものではなく、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済のために使用することができます。取引価格は、買値と売値に差(スプレッド)があります。スプレッドは暗号資産の価格の急変時や流動性の低下時には拡大することがあり、お客様の意図した取引が行えない可能性があります。決済方法は反対売買による差金決済となります。暗号資産の現物でのお預かり、お受取りはできません。店頭暗号資産証拠金取引を行う上で必要な証拠金の額は取り扱う暗号資産ごとに異なり、取引価格に応じた取引額に対して一定の証拠金率(個人のお客様:50%(レバレッジ2倍)、法人のお客様:一般社団法人日本暗号資産取引業協会が毎週発表する暗号資産ごとの暗号資産リスク想定比率*(暗号資産ごとにそれぞれレバレッジが異なります))の証拠金が必要となります。証拠金の詳細については、当社ホームページでご確認ください。取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、当社ホームページでご確認ください。
*暗号資産リスク想定比率は、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第51項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
【共通】
店頭暗号資産証拠金取引を除くその他のサービスは、原則、口座開設・維持費および取引手数料は無料です。ただし、当社が提供するその他の付随サービスをご利用いただく場合は、この限りではありません。また、元本及び利益が保証されるものではありません。決済方法は反対売買による差金決済又は清算となります。お取引を始めるに際しては、「契約締結前交付書面」、「取引約款」等をよくお読みのうえ、取引内容や仕組み、リスク等を十分にご理解いただき、ご自身の判断にてお取引くださるようお願いいたします。
SBI FXトレード株式会社(金融商品取引業者)
関東財務局長(金商)第2635号
加入協会:一般社団法人 金融先物取引業協会
一般社団法人 日本暗号資産取引業協会
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