株初心者のためのチャート一目均衡表の使い方
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■目次
Prolouge テクニカル分析でFXを攻略しよう
第1章 ローソク足チャートの基本
第2章 トレンドとパターンを極める
第3章 トレンド系テクニカル指標の読み方と使い方 株初心者のためのチャート一目均衡表の使い方
第4章 オシレータ系テクニカル指標の読み方と使い方
第5章 値幅予測に使うテクニカル指標
第6章 テクニカル指標などを組み合わせる
Appendix メタトレーダーを使ってみよう
【本書で解説する主なテクニカル指標】
ローソク足
トレンドライン
チャートパターン
移動平均線
グランビルの法則
平均足
ボリンジャーバンド
パラボリック
一目均衡表
ポイントアンドフィギュア
乖離率 株初心者のためのチャート一目均衡表の使い方
RSI
MACD
ストキャスティクス
CCI
DMI
ダイバージェンス
モメンタム
RCI
DeMarker
フィボナッチ数
エリオット波動
フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ・エクスパンション
フィボナッチ・ファン
ピボット
フィボナッチ・ピボット
ATR
1969年兵庫県伊丹市生まれ。神戸大学工学部電子工学科を卒業後、パッケージソフトメーカーの開発職を経て、
現在はマネーおよびパソコン関係の執筆活動のほか、ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者)としても活動している。
個人投資家としては、早くからパソコンとデータを駆使した株式投資を実践している。
【最近の投資・マネー関連の著書】
「実践相場で勝つ! 株価チャート攻略ガイド」「株初心者も資産が増やせる高配当株投資」「新興市場・2部銘柄で儲ける株」「個人投資家でも儲ける低位株投資」」「Excelでできるらくらく統計解析」(以上、自由国民社)、「プロが教える! 金融商品の数値・計算メカニズム」(近代セールス社)、「Excelで学ぶ会計と税務」(オーム社)など。
Prolouge テクニカル分析でFXを攻略しよう
第1章 ローソク足チャートの基本
第2章 トレンドとパターンを極める
第3章 トレンド系テクニカル指標の読み方と使い方
第4章 オシレータ系テクニカル指標の読み方と使い方
第5章 値幅予測に使うテクニカル指標
第6章 テクニカル指標などを組み合わせる
Appendix メタトレーダーを使ってみよう
【図解】遅行スパン(遅行線)の使い方・分析法をわかりやすく解説【一目均衡表】
「遅行スパンの好転」とは、 遅行スパンが、ローソク足を下から上に突き抜けること を言います。 遅行スパンが突き抜けたときに、 株初心者のためのチャート一目均衡表の使い方 それまで買いポジションだった人は、 「含み損」であったのが、 クロスしたタイミングで、 「含み益」に変わったことなります。 このことから、買い勢力が有利と捉え、 「買いシグナル」 と 考えることができます。 もしこのまま遅行線が、株価の上にある範囲は、 「その時に新規買い注文をした人は含み益」 ということになります。 また、この遅行スパンの好転と、 均衡表の好転、 株価が雲の上にあるという、 という3つがそろう状態のことを、 「三役好転」 と言い、買いが非常に優勢であることを意味しています。
遅行スパンの逆転
「遅行スパンの逆転」とは、 遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜けること を言います。 遅行スパンの好転と逆で、 逆転をしたところから、 それまでそのローソク足で売買をした人は、 含み益であった状態から、 含み損の状態に変わったことになります。
そのため、売り勢力有利に転換したと考え、 遅行スパンの逆転は、 「売りシグナル」 と言われています。
なお、この遅行線の逆転、 均衡表の逆転と、 株価が雲の下にあるという 3つが状態がそろうことを、 「三役逆転」と言い、非常に売りが優勢であることを示しています。
遅行スパン 株初心者のためのチャート一目均衡表の使い方 ≒モメンタム
以上のように、遅行スパンは、 現在の価格と、 26本前の価格を比べる 意味があり、 これは、オシレ―タ系指標である、 『モメンタム』と非常に似ています。 モメンタムは、 「終値ー”設定期間”前の終値」を算出し、 つなげたものです。
使い方として、 これが、「0(ゼロ)」のラインを、 下から上に抜ければ買いシグナル、 上から下に抜ければ売りシグナルと 考えることができます。 つまり、モメンタムの設定期間を「25」にした場合、 モメンタムの売買シグナルと、 遅行スパンと株価(終値)の好転と逆転が、 全く同じタイミングで出現することになります 。
このように、一目均衡表は、 計算もシンプルながらも、 とてつもなく奥が深い、 テクニカルチャートと考えることができます。
- 本来知っているはずべきの知識を知らなかった…
- 知識が先行してしまい、最も重要な考え方ができていなかった…
- 冷静に考えれば間違っていたのに、損切りや利確ができなかった…
- メンタルがうまくコントロールできなかった…
というハードルを超えるのがとても高いです。しっかりと利益を積み重ねていくためにも、自分に何が足りないのか、どういったことを学ぶべきなのかを振り返ることができる環境を作るようにしましょう。
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