FXのメリット

主なテクニカル指標

主なテクニカル指標
B.システムトレードナビ

過去のデータからビッグデータ分析で株価を予測する

ビッグデータという言葉がバズワード化して久しいですが、今は Yahoo! ファイナンスのようなサイトがありますから、過去の株価データを集めることは簡単です。しかも計算機の性能が発達し、無料の統計用言語 (R や Python など) を誰でも自由に利用できますし、また統計や機械学習といった知識もインターネットに情報があふれていますから、過去のデータに対して統計分析をおこない傾向を調べるといったこともどんどん敷居が下がって誰でもできるようになりつつあります。

実際に現役のファンドマネージャーやアナリストの中には、たとえば過去 15 年分の株式のデータから統計を調べ、どのような局面ではどのような傾向になる確率が高いかといったことを調べる人も増えてきています。このような時代に過去データを調査しないことは、それだけでたライバルに差を付けられていることになります。

Ruby で日本国内の株価のデータを取得する話は以前にも書きましたが、分析は Python でおこないますのであらためて Python/Ruby 共に同じ形式でデータを取得するように共通化しておきましょう。

株価を取得するサンプルコードはこちらに用意しました。これを第一引数に銘柄コード、第二引数に日付 (2015-01-01 など) して実行すると株価のデータフレームを .csv ファイルにして以下のような形式で保存します。

このうち重要なのは Adj Close (調整後終値) です。終値の時系列連続性を確保することは時系列データ分析において必須であるため、調整後終値を出力しないツールは使えないと言われるほど株式分析においては必須であり重要なデータ項目です。

テクニカル分析の主な指標と pandas による算出

テクニカル指標にはおおざっぱに言うと、トレンドを把握するための「トレンド系指標」、ふだんとちがう動きをすることを察知するための「オシレータ系指標」があります。このあたりどれを参考にするかは人にもよりますし、巷のツールを利用すれば表示してくれるのですが、どの数字がどういった根拠 (= 数式) で導き出されているかはきちんと頭にいれておいたほうが良いでしょう。何か疑問に思ったら自力で計算して検証するといった姿勢が求められます。

ローソク足と移動平均線

トレンド系指標のもっとも代表的なローソク足と移動平均については、ローソク足チャートと移動平均線のプロットとして以前に書きましたので、さっそく弊社と似た企業である NTT データ社の株情報をプロットしてみます。

stock_9613.png

今回は指数平滑移動平均を 5, 25, 75 主なテクニカル指標 日単位でプロットしてみました。

RSI(Relative Strength Index)

rsi_9613.png

このような形になりました。この指標は一般的に 70 を越えると買われすぎ、 30 を下回ると売られすぎと見ます。こういった指標は基本となるローソク足チャートとあわせてサブプロットを利用して上下 2 段組みにするなどするとより見やすいでしょう。

銘柄の値動きと日経平均株価との移動相関を求める

たとえば、本日は日経平均が 267 円も上がったわけですが、あらゆる銘柄が日経平均と相関関係が高いわけではありません。そこで、自分の関心のある銘柄がどれくらい日経平均と連動しているか気になることもあるでしょう。これを調べるために各銘柄の騰落率と日経平均との移動相関を計算してみることにします。

stock_3765.png

corr_3765.png

一方 NTT データ社の場合はどうか同じく試してみましょう。

corr_9613.png

ビッグデータ分析による株価変動予測の例

ここでケーススタディ的に、あるアナリストの予測とその結果を掲載させていただこうと思います。大日本住友製薬 (4506) の 3 月 9 日 (主なテクニカル指標 月) の例です。

この銘柄は先週末にあたる 3 月 6 日 (金) に 1 日で 12.49% の株価が上昇し値上がり率トップランクに躍り出るといった値動きをしました。この日、野村証券がこの株の投資判断を最高位として目標株価の引き上げをおこないました。

このアナリストは過去 10 数年分の株式データから統計的手法で分析することを得意とされているようですが、上記リンク先の紙面にある通り、似たチャート形は 4,057 回中、 2,517回も値下がりし、日中に株価が下落した確率が 62.04% ということから危険視をしました。

(紙面の掲載は 8 時 44 分であり 3 月 9 主なテクニカル指標 日の寄り付き前)

実績としては果たして 3 月 9 日には初値でいきなり 1,600 円の高値を付けた後、終値は 1,488 円まで下げましたから、予想は大正解だったというわけです。

stock_4506.png

証券業界は 96 年に当時の橋本首相が提唱した「日本版ビッグバン」、その後 99 年に規制緩和により株式の仲介手数料が完全自由化となりました。とくに、この完全自由化にともなってネット証券が台頭し、手数料が先進諸国の中でも最低水準にまで下がってきたということもあり、いまや個人をはじめとする多くの投資家はネット取引が主流です。

また計算機資源も安価になり、かつては高価だった統計分析ソフトウェアもいまや R や Python など誰でも無料で使えるプログラミング言語で代用ができるようになってきています。

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【チャート利用方法】

会員ログイン後の画面右側に、チャートメニューがございます。

ご利用になるチャートをお選びいただき、銘柄コードを4桁を入力すると、専用画面が開きます。

テクニカルチャートとリアクションチャートの違い

【テクニカルチャート】

【リアクションチャート】

株価チャートとその銘柄に関連するニュースが同時に見られるツールとなっており、株価を見る際にその要因分析の参考となります。

指数の見方

指数コード一覧

101:日経平均
151:TOPIX
190:JASDAQインデックス
201:マザーズ

主なテクニカル指標
321:水産・農林業 322:鉱業 323:建設業 324:食料品 325:繊維製品326:パルプ・紙
327:化学 328:医薬品 329:石油・石炭製品 330:ゴム製品 331:ガラス・土石製品 332:鉄鋼
333:非鉄金属 334:金属製品 335:機械 336:電気機器 337:輸送用機器 338:精密機器
339:その他製品 340:電気・ガス業 341:陸運業 342:海運業 343:空運業 344:倉庫・運輸関連業
345:情報・通信業 346:卸売業 347:小売業 348:銀行業 349:証券、商品先物取引業 350:保険業
351:その他金融業 352:不動産業 353:サービス業

主なテクニカル指標

501:円/ドル 502:円/ユーロ 503:円/ポンド 504:円/豪ドル 551:長期金利(終値のみ) 561:米国債30年(終値のみ)

701:WTI原油(終値のみ) 702:ロンドン金(終値のみ)

チャートの詳細設定

チャート画面の右上にある【設定ボタン】をクリックしていただくと、より高度な設定が可能です。
好みのチャートにカスタマイズしてご利用下さい。

チャート活用方法【基礎編】

トレンドラインを引いてみよう

続きはこちら>>チャートの基本①トレンドラインを引いてみよう

移動平均線で買い時を見つける

チャート画面を見ていると、必ず登場するのが「移動平均線」。
ローソク足の上や下に出てくる線のことです。
移動平均線は、過去一定期間の株価の平均(移動平均)を結んだラインの事。
計算式を見るとなんだか難しそうですが、要はこれまでの株価がどの価格帯だったかがわかる、便利な指標なんです。

続きはこちら>>チャートの基本②移動平均線で買い時を見つける

比較的確実な買い時を見つけよう

続きはこちら>>チャートの基本③比較的確実な買い時を見つけよう

売りのタイミングを見極める

続きはこちら>>チャートの基本④売りのタイミングを見極める

チャート活用方法【応用編】

トレンド系指標

トレンド系指標」は、大きなトレンド(株価の方向性)を表したものです。移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドが代表的なものとなります。

伝統的なテクニカル指標のひとつ。「雲」を用いたトレンド判断で相場の転換点を的確に見抜くと言われており、多くの投資家に支持されています。「相場は買い方と売リ方の均衡が破れた方向に動く」という概念に基づいた、伝統的な時系列チャ ー トです。

「雲」とは2本の先行スパンで挟まれた部分を指し、「支持帯」または「抵抗帯」とも言われます。
株価が雲の上にある場合、雲が下値支持帯となり、一方、株価が雲の下にあると、雲が上値抵抗帯となります。雲が厚いと支持・抵抗力が強く、薄いと弱いと判断されます。
一般的に雲を下抜けると売りサイン、上に突破すると買いサインとされ、2本の先行スパンが交差するタイミングは相場の転換点とされます。

ボリンジャーバンドは、1980年代前半にジョン・ボリンジャー氏により考案されたもので、移動平均線に変動幅を考慮した指標です。
移動平均線の上下にボラティリティを考慮した バンドを引いたものです。
ボリンジャーバンドの士2σ(シグマ)のラインは、統計的に価格の 95%が収まるラインとされています。したがって、土2σ(シグマ)に価格がタッチしたところを逆張りのサインとするのが通常です。
逆に価格が土2σ(シグマ)に沿っ て動く場合、強いトレンド発生として順張りで使用することもあります。


■ポイント
・通常は、価格は土2σ(シグマ)内のレンジで動くものとして逆張りの指標となる。
・強いトレンドが発生した場合、バンドの上限(下限)に張り付いて動くケースも見られる。

オシレーター系指標

オシレーター系指標」は、ある一定期間の株価が「売られ過ぎ」なのか、あるいは「買われ過ぎ」なのかを表した指標です。
RSIやMACDが代表的な例となります。

逆張り指標として、買われ過ぎ・売られ過ぎに着目した指標です。
一般的には70~80以上が買われ過ぎゾーン、20~30以下が売られ過ぎ ゾーンです。このゾーンに入ったら売買ポイントと考えることができます。
また、価格は上がって(下がって)いるのに、RSIは下がる(上がる)、 主なテクニカル指標 逆行現象が起こるとトレンド転換の可能性が高いといわれています。

■ポイント
・通常70~80%以上は買われ過ぎ、20~30%は売られ過ぎと判断。
・逆行現象はトレンドの転換を示唆することが多い。

■ポイント
・MACDとシグナルのクロス地点はトレンドの転換点となることが多い。
・クロス地点の出現はより下方(上方)で起こった方が転換点の可能性が高い。

主なテクニカル指標

この取引戦略は、ADX(平均方向性指数)MACD(移動平均収束発散法)の組み合わせを使用して市場予測を行います。この戦略では、トレンドのモメンタム、方向性および強さを測定することができます。

MACDは、単独では強気市場または弱気市場の方向性およびモメンタムのみを示します。MACDが、買いシグナル( MACDシグナル線0.00レベル を下から上に抜ける時)を出す場合もありますが、トレンドの強さや、いつまで続くかまでは分かりません。それらを知るためには、ADX指標をMACDと組み合わせて使用します。

上図のチャートでは、上昇トレンドを表示している2つの領域(緑色で強調表示)があります。また、両方の上昇トレンドの始めに MACDの線シグナルの線 + 0.00レベル より高いことが分かります。これは、モメンタムが増加しており、強気市場になる可能性が高いことを示しています。しかし、これだけではトレンドに強度や期間はわかりません。MACDシグナルだけを見て買い注文を出すと、損失を出す可能性があります。その理由は市場がまだ反転する可能性があるからです。

そのため、上図のチャートでは、トレンドの強さを測定するためにADX指標も合わせて使用しています。チャートをよく見ると、MACDが両方の上昇トレンドの始めに買いシグナル( MACDの線 > シグナルの線 + 0.00レベル )を示しているとき、 ADX指標ウィンドウ では +DIの線買い手の強さ)が– DI の線売り手の強さ)よりも大きいことが同時にわかります。前回のレッスンで、 +DIの線 が- DIの線 を下から上に抜けると、上昇トレンドが強くなってきていることを示していると学びました。

これに加えて、 ADXの線40のレベル を超えて移動するとき、トレンドが強いと考えられるということも学びました。このため、 + 主なテクニカル指標 DIの線– DI の線 より大きく、 ADXの線40のレベル (青色で強調表示)を超えて移動し、強い上昇トレンドを示したので、MACDの強気市場のシグナルは、より信頼性が高いことが確認できました。

MACDとRSIとADXを組み合わせた分析法

MACD(移動平均収束発散法)RSI(相対力指数)ADX(平均方向性指数)の3つの指標を組み合わせると、あらゆる売買シグナルの信頼性を劇的に向上することができます。RSIのテクニカル指標を単独で使用すると、特に強いトレンドが形成されるときは、信頼度が低い売買シグナルが発せられる場合があります。これをより詳しく検討するために、以下の例を見てみましょう。

以下のチャートの RSI指標ウィンドウ を見てみましょう。 RSIの線 が70%-100%のレベルを超えて移動し、通貨が買われ過ぎであることを示しているのが分かります。このことから、 「売りサイン(1)」 の示される領域は、通常、売りに最適な時期であると考えられます。しかし、 RSIの線 は50%のレベル以上にとどまって( RSI指標ウィンドウ 内の ピンク色の矢印 で表示)予想通りに下落していません。では、 MACD指標ウィンドウ を見てみましょう。ここでは、 ゴールデンクロス が起こり、 MACDの線シグナルの線 と0レベルを超えて、上昇トレンドがモメンタムを増していることが分かります(白矢印で表示)。このため、これらの兆候から見ると、 RSI「売りサイン(1)・(2)」 の信頼性が低く映ります。

そこで、RSIの 「売りサイン(1)・(2)」 が不正確なようなので、 ADX指標 を参照することによりこの上昇トレンドの強さを確認することが重要になります。 +DIの線 (買い手の強さ)が -DIの線 (売り手の強さ)を超えて上昇することが分かり、 ADXの線 も40のレベルを超過しているため、強い上昇トレンドが確かに存在することが確認できます。このため、RSI線は、特に強いトレンドを見る際には信頼できないことがあるという結論になります。売り注文が 「売りサイン(1)」 で出された場合、強い強気市場が逆方向に動いた結果、大きな損失が発生したことになります。

上昇トレンドが発生した後は、RSI線が 「売りサイン(2)」 で示され、再び70%-100%のレベルを超えて移動することが分かります。 「売りサイン(1)」 の結果より、RSIの「買われ過ぎ」シグナルは強いトレンドの際には信頼できないことを学びました。ここで、もう一度 ADX指標ウィンドウ を見てください。 「売りサイン(2)」 が起こるときに、トレンドの強さは40レベルを超えたままであることが分かります。この点から、 「売りサイン(2)」 で売る代わりに、下降トレンドが現れる可能性を確認するためにマイナスのMACDやADXのクロスオーバーのシグナルが見られるまで待機します。

MACD指標 を見てください。ここでは、 デッドクロスMACD線シグナル線 を下回る)が上昇トレンドの後に起こることが分かり、下降トレンドが始まる可能性が高いことを示しています。しかし、 デッドクロス で売ることを決定する前に、トレンドの強さを確認するために ADX指標ウィンドウ に戻って見てみましょう​​。 デッドクロス とほぼ同時に、 -DI の線 (売り手の強さ)が +DI の線 (買い手の強さ)を超えて上昇することが分かり、下降トレンドの可能性が増加していることを示しています。これで、3つの異なる強い売りシグナルを確認することができました。

これら3つの売りシグナルにより、市場の予測精度が大幅に向上するので、 デッドクロス が発生し、 -DI の線+DI の線 を上から下へ抜けるときに売ることにします。実際に、下降トレンドになったので(赤色で強調表示)、利益が得られます。

FX取引の高性能ツール「MT4」とは何か?その特徴や利用できる証券会社を徹底解説

FX取引の高性能ツール「MT4」の特徴や使い方、利用できる証券会社をご紹介

MACDは、市場動向の転換点を見極める際に役立ちます。MACDは「Moving Average Convergence Divergence」の略で、一般的に「マックディー」と呼ばれます。MACDは厳密にはトレンド系のテクニカル指標ですが、MT4ではオシレーター系に分類されています。上の図の赤いラインがMACDです。基本は下から上へ上昇し、ゼロラインを上抜けすると「買い」のサイン、逆に上から下降してきてゼロラインを下抜けすると「売り」のサインと判断します。

FX取引の高性能ツール「MT4」の特徴や使い方、利用できる証券会社をご紹介

RSIは、相場の過熱ぶりを測る指標で、「買われすぎ」「売られすぎ」を示します。通常はメインとなるチャートの下に表示され(上図)、70%以上なら買われすぎ、30%なら売られすぎと判断します。

「買われすぎ」「売られすぎ」の後はトレンドが転換しやすいため、RSIは重要です。また「市場は上昇(下降)しているのにRSIは下降(上昇)している」というような、市場のズレをみるのにも役立ちます。相場が過熱している時や、価格のトレンドに対してRSIが逆行している時はトレンドが転換しやすいため、売り・買いの局面と判断できるのです。

MT4の優れた自動売買システムの活用法

ここでは、MT4の自動売買システム「EA」の活用方法について解説します。FXの自動売買システムには「開発型」と「選択型」がありますが、MT4のEAは開発型です。開発型のEAは、取引スタイルに応じて自動売買のやり方を細かく設定できます。

開発型・自動売買システム 選択型・自動売買システム
特徴 ・外部からプログラムを購入する(有料・無料)必要がある
・自動売買の設定をカスタマイズできる
・自分でプログラムを作成できる
・証券会社などのサービスに内蔵されたシステム
・自動売買について細かい知識がなくてもOK
・売買ロジックのカスタマイズは不可
トレーダーのレベル 中級〜上級 初級〜中級

EAを利用する場合は、外部からシステムを導入しなければなりません。現在配布されているEAには相当な種類があり、そこがEAの魅力ともいえます。EAの販売サイトも紹介しますので、じっくり時間をかけて自分に合うEAを探してみてください。

配布されているEAの選び方

配布されているMT4のEAは、大きく分けて「無料」と「有料」があります。必ずしも無料のものが粗悪で、有料のものが優秀というわけではありません。ただし、有料のものはサービス面で優れているものが多いのは事実です。

無料でも優秀なEAは存在します。実績を作るために、無料で配布しているケースがあるからです。一方で無料のものは口座を指定されるケースがあり、「特定の会社の口座を持っていなければ利用できない」といったEAも少なくありません。

これに対して有料のEAは長期的に実績を積んでおり、実際に使っている人も多いため安心感があります。価格は数千円〜10万円ほどと幅がありますが、「安かろう悪かろう」というわけではありません。それぞれのEAの実績を確認しつつ、自分の取引スタイルに合ったEAを選びましょう。

自らEAを作成することも

自分でEAを作ることもできますが、MQLというプログラミング言語を使用するため、はじめてだとハードルが高いかもしれません。しかし、手順そのものはシンプルです。MT4の中にある「メタエディター」からEAの作成画面に進み、後は必要な関数を入力しながらプログラミングを行うという流れです。プログラミングに関する知識は必要ですが、基本的にはパソコンとMT4があれば独自でEAの開発が可能です。

MT4のその他のメリットとは?

ここまでMT4の主な魅力をご紹介してきましたが、MT4にはこれ以外にもメリットがあります。例えば、「為替相場と同時に株式市場の動向も見たい」「出先でも利用したい」といったニーズにも対応しています。MT4は、スマホやタブレットをはじめとするモバイル端末でチャートを表示できる機能を備えています。これらを踏まえて、MT4のさらなるメリットを見ていきましょう。

為替市場以外に株式や先物のチャート表示も可能

MT4は為替専用のソフトですが、株式投資に活用することもできます。大きな視点で見れば、株式も為替も経済活動の一つです。日本株が大きく上昇すると円が売られて円安に、日本株が下落すると円高になりやすいといえます。このような為替の動きを株取引に活かすことができます。FXトレーダーの中には株式投資をする人も多く、MT4は株式市場の分析ツールの補助として活用されています。

口座が限られますが、株取引でMT4を利用できるサービスもあります。OANDA Japanでは、株価指数CFD取引を2020年6月にリリースしました。日経株価指数225やダウ30種をはじめとする米国株価指数、欧米・アジアの主要株価指数などの16銘柄がMT4で取引できる他、自動売買も可能です。

スマートフォンのアプリで利用可能

MT4は、スマートフォンでも利用できます。AndroidならGoogle Playから、iPhoneならApp 主なテクニカル指標 Storeからアプリをダウンロードしてください。アプリがあれば移動中でも口座へのアクセスや値動きの確認、新規注文・決済ができます。

無料で使える

MT4自体は無料です。ここまででご紹介した優れた機能を含めて、MT4は購入費も維持費もかかりません。EA(自動売買システム)などの有料商材を利用するケースを除けば、費用は一切かかりません。

MT4のデメリットを確認

ここまでMT4のメリットをご紹介してきましたが、デメリットがないわけではありません。デメリットとして挙げられるのは、以下の2つです。

MT4のデメリット

  • FX初心者にとっては使いこなすのが難しいこと
  • MT4が使える証券会社が限られること

初心者には難しい

MT4は、機能が豊富なため、初心者にとっては難しく感じられるかもしれません。FX取引の経験が浅い人は、例えばインジケーターを選ぶ際に選択肢が多すぎると迷うでしょう。FX特有の用語に不慣れな時期は、余計に難しく感じるかもしれません。

MT4の使い方は、マニュアルを読みながら習得するよりも、実際に使いながら体感的に操作を学ぶほうが早く習得できます。とはいえ、使いこなすには慣れが必要です。PCの操作と同じで慣れるまでは苦労しますが、慣れてしまえば問題なく使いこなせるでしょう。

対応しているFX会社が少ない

実際のトレードでMT4を活用するには、MT4に対応するFX会社の口座を持つ必要があります。国内では、9社がMT4に対応しています(2019年6月現在)。MT4を使ってトレードする場合は、FX会社が限られることに注意してください。

MT4に対応しているFX口座をご紹介

MT4を利用するためには、まず対応している口座(FX会社)を選ぶ必要があります。

FX会社を選ぶ際の主なポイント

  • スプレッド幅(※1)
  • 通貨ペアの数
  • 約定力の高さ
  • サポート体制の充実度
  • 最小取引単位数(少額投資が可能かどうか:目安は1,000単位以下)
  • スワップポイント(※2)
  • 取引ツールの機能性

どのFX会社を選んでも、MT4自体の機能性に差はないため、それ以外のポイントでFX会社を探すことになります。ここでは、MT4に対応しているFX会社の特徴を紹介します。

※1:スプレッドとは、FX取引におけるレート差によって発生する手数料のこと。スプレッドの幅が狭いほど取引手数料が安く、取引コストを抑えられます。

※2:スワップポイントとは、2つの通貨の金利差によって得られる利益のこと。低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買うと、その金利差が金銭的利益として付与されます。そのポジションを持ち続ける限り毎日利益を得られる、FX特有の仕組みです。

外貨ex byGMO

「外貨ex byGMO」は、手数料が低いなどFX初心者にとって取引をはじめやすいFX会社です。スプレッドは0.2銭と国内最狭クラス、しかも手数料の多くは無料となっています。外貨での入出金と取引コストを除けば、口座開設手数料や入出金手数料、ロスカット手数料などは一切不要で、余計な出費がありません。また、初心者にとってはありがたい24時間対応の電話サポートがあります。

FX取引の高性能ツール「MT4」の特徴や使い方、利用できる証券会社をご紹介

主なテクニカル指標
取引単位 通貨ペア ドル円スプレッド 公式サイトURL
1,000通貨 24種類 0.2銭 https://www.gaikaex.com/

「FXTF」は、MT4が利用できるFX会社としてよく知られています。最大の特徴はスプレッドで、ドル円で0.1銭、ユーロ円では0.3銭と国内最狭水準です。また、システム稼働率99%という約定力の高さも魅力です。約定力が低いと注文が殺到した時に売買が成立せず約定拒否となりますが、FXTFではそのようなリスクが抑えられています。ただし、FXTFではスキャルピング(超短期売買)が禁止されているため、短期売買をしたい方にはおすすめできませんので、注意してください。

FX取引の高性能ツール「MT4」の特徴や使い方、利用できる証券会社をご紹介

取引単位 通貨ペア ドル円スプレッド 公式サイトURL
1,000通貨 30種類 0.1銭 https://www.fxtrade.co.jp/

OANDA JAPAN

FX取引の高性能ツール「MT4」の特徴や使い方、利用できる証券会社をご紹介

「OANDA JAPAN」は世界7ヵ国にオフィスを持つグローバル企業であり、安定した約定力から高く評価されています。69種類と非常に多くの通貨ペアを提供しているため、さまざまな通貨ペアを駆使して利益を狙うトレーダーにおすすめのFX会社です。

取引単位 通貨ペア ドル円スプレッド 公式サイトURL
1,000通貨 69種類 0.4銭 https:主なテクニカル指標 //www.oanda.jp/

MT4利用開始の流れ

    主なテクニカル指標
  1. MT4に対応しているFX会社で口座を開設する
  2. FX会社のホームページからMT4をダウンロードする
  3. 口座開設時に発行されたIDとパスワードを使ってMT4にログインする

MT4で成果を出す方法

MT4を使いこなし、FXで成果を出す秘訣は何といっても「操作に慣れること」です。MT4は拡張性が高い(=機能が豊富)で、それを最大限に活かすには実際に使ってみるのが近道です。

使い慣れないうちは操作に手こずり損失を出してしまうこともあるので、まずは少額から始めることをおすすめします。徐々に使う機会を増やして、MT4の操作に慣れましょう。ちなみに、MT4に対応しているFX会社の多くがデモ口座を提供しています。デモ口座を利用してデモトレードを行い、MT4の操作を練習しておくのもおすすめです(※)。

※デモ口座(デモトレード)とは、FXトレードの練習ができるトレーニング環境のこと。架空の資金を使って取引をシミュレーションできるため、損失が出たとしても実際にお金を失うことはありません。デモ口座は、FX取引やMT4の操作に慣れるためのツールとして活用できます。ただし、FX会社ごとにデモ口座が使える期間が決められており、その期間が終わるとデモ口座およびMT4は使えなくなります。デモ期間が終わった後に再びデモ口座を使うためには再申請が必要です。

FXを実際に始めるには?

  1. FX会社を選び、該当する会社のホームページで口座開設を申し込む
  2. 必要書類を提出する
  3. 審査(即日〜3営業日程度)
  4. 本人確認コードを受け取る(=口座の利用許可)
  5. 自分の口座にログインして取引を始める

ただし、2の必要書類は事前に用意しておく必要があります。口座開設では、以下の書類が必要です。

口座開設に必要な書類

本人確認書類として使えるもの
(いずれか1点あれば可)
・運転免許証
・健康保険証
・マイナンバーカード
・住民基本台帳カード
・住民票(コピー)
・印鑑登録証明書
・在留カード
・特別永住者証明書
・パスポート

MT4のダウンロード・申請手順

MT4のダウンロードからインストールまでの手順は、どのFX会社でもほぼ同じです。

申請手順のStep

  1. ログインページでIDとパスワードを入力し、ログインする。
  2. MT4のダウンロード(またはインストール)ボタンをクリックする。
  3. MT4セットアップが表示されたら「実行」をクリックする。
  4. 同意書画面が表示されたら「同意します」にチェックを入れて、「次へ」ボタンをクリックする。
  5. 自動でインストールが開始される。
  6. インストールが完了するとMT4のログイン画面が表示されるので、通常口座のログインIDとパスワードを入力する。

MT4はMetaQuotes社の公式ホームページでもインストールできますが、そもそもFX会社の口座を持っていなければ取引できません。そのため、口座のあるFX会社のホームページからMT4をインストールすることをおすすめします。

MT4についてよくある質問

最後に記事のまとめを兼ねて、MT4に関する基本的なFAQをご紹介します。

MT4を使っていると分析ツールの設定方法や操作方法、ダウンロード時のトラブルなど、さまざま疑問や問題が生じることがあります。具体的な質問とその回答は、各社のFAQコーナーに記載されていますのでチェックしておきましょう。また、ほとんどのFX会社には電話やチャット、メールなどのサポート体制がありますので、そちらを利用して疑問を解決していきましょう。

Q.MT4(MetaTrader4)とはどういうものですか?

A.MT4は、ロシアのMetaQuotes社が開発したFX取引のプラットフォームです。使い勝手のよいチャートと、豊富なインジケーターを利用できます。MT4では、EA(自動売買システム)によるシステムトレード機能の他、プロレベルの高度なテクニカル分析も利用可能です。

Q.主なテクニカル指標 主なテクニカル指標 どうやってMT4を利用すればよいですか?

A.MT4を利用するためには、MT4に対応しているFX会社の口座を持っている必要があります。まだ口座を持っていない場合は、口座開設を行いましょう。すでに口座をもっている場合は、FX会社の公式ホームページからMT4をインストールしてください。ただし、MT4に対応していないFX会社もあるため、まずは自分の口座がMT4に対応しているかどうか確認しましょう。

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:平均足

B.システムトレードナビ

ローソク足よりも陽線(陰線)が連続して出現することが多いのでトレンドの方向性が見た目にも分かりやすいという特徴があります。

メリットとデメリット

計算式(EXCEL)

システムトレードナビ:概要:システム開発の手順

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る トレードシステムを作る際、どうような手順で構築していったらいいのかを簡単に説明していきます。 ターゲットを選択する。 ここではデイトレもしくは短期トレードのターゲットとして.

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:パラボリックタイムプライス

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 J.W.ワイルダーによって開発された代表的なトレンドフォロー系指標です。 Parabolic Time Price System、Parabolic SAR等とも表記されます。 .

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:MACD(移動平均収束拡散法)

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 MACDはMoving Average Convergence Divergence trading methodの略です。 非常に人気のある指標の一つ。 この指標はトレン.主なテクニカル指標

システムトレードナビ:プログラミング:エクセルシート設計例

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 売買戦略プランをエクセルシートに具現化していくフェーズです。 設定したENTRY条件を判定して売買サインを出す機能、決済機能、使用テクニカル計算機能、時間管理機能、資金管理シュミ.

システムトレードナビ:売買戦略立案:売買戦略立案時のヒント、留意点

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 売買モデルを構築する際のヒントや留意点をいくつか列挙しておきます。 トレンドフォロー型かカウンター型か 主なテクニカル指標 まず順張り系でいくか、逆張り系でいくか、又は2者のコラボでいくかを決定します.

システムトレードナビ:バックテスト:パフォーマンス評価時に使用する項目

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る システムのパフォーマンス評価時に使用する項目の一覧です。 当サイトが独自に設定している項目もあります。 取引対象日 年間取引可能日数、通常は営業日日数 ▲ページトップへ.

トレンドの終焉や保ち合い(調整)局面でよく見られる代表的チャートパターン

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 株価が天井や底を打つ時もしくは保ち合い相場の値動きにはいくつかの典型的なパターンがあります。 トレンド転換後や保ち合い後の値動きは大きくなる傾向がありますからビッグチャンスを逃さ.

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:ストキャスティクス

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 代表的なオシレーター系指標です。英記はStochastics。 過去の一定期間における最高値と最安値に対して、現在の株価がどの位置にあるかを判定する為の指標で %K、 %D、SL.

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:ボリンジャーバンド

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 米国のJohn Bollingerが開発したテクニカル指標です。 移動平均線とその上下に標準偏差分を+-した線で構成され、相場のレンジ、トレンド、勢い等を把握しやすい指標です.

システムトレードナビ:バックテスト:パラメータの最適化とオーバーフィッティング

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 「パラメータの最適化」とは、総損益、勝率、PF、ドローダウン等のシステム評価指標を総合的に判断して最高のパフォーマンスになる変数の組み合わせを見出していくことですし、 「オーバー.

システムトレードナビ:システムトレード(自動売買シストレ等)で勝てない原因(理由)といかにすれば勝てるのかを探る。

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る エクセルでトレードシステムを自作し始めたのが2007年末、2008年後半から運用開始、そして現在に至ります。 この間、なんとか撤退せずに運用は継続してきましたが、 長期に渡り通.

システムトレードナビ:ダウ理論(Dow Theory)によるトレンド分析

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 裁量トレードにせよシステムトレードにせよ、まずすべきは相場のトレンド分析です。 相場が上昇局面なのか、それとも下降局面なのかを判断するには安値(サポートポイント)と高値(レジスタ.

システムトレードナビ:グランビルの法則(Law Of Granville)

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 移動平均線を考案したことでも知られる米国のチャート分析家ジョゼフ・E・グランビルが考案したグランビルの法則。 売買判断手法として、あまりにも有名ですので敢えて触れる必要はないのか.

システムトレードナビ:支持線、抵抗線、トレンドライン等を利用した売買手法

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 上値抵抗線と押し目、下値支持線と戻り目を利用した売買手法 この2つ手法はダウ理論を根拠としたトレンドフォローエントリーの代表的な売買手法です。 上値抵抗線と押し目を利用した買い .

システムトレードナビ:概要:システムトレードのメリットとデメリット

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 一言でシステムトレードと言っても開発ツールもターゲットも多種多様です。 ここではメインターゲットが日経225先物、開発ツールはエクセルという前提で話を進めていきます。.

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:RSI(相対力指数)

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 Relative 主なテクニカル指標 Strength Indexの略。 代表的なオシレーター系指標の一つで、全体の振れ幅に対して上げ幅がどれくらいかを見ている指標です。 0%~100%の.

システムトレードナビ:主なテクニカル指標:移動平均線

↑「システムトレードナビ:コンテンツ一覧」へ戻る 概要 トレンドフォロー系の代表的指標で多くの投資家に重用されています。 一番ポピュラーなテクニカル指標です。 たかが移動平均されど移動平均ということで、シンプルですが使い.

システムトレードナビ:コンテンツ一覧

01.概略 01-01.システムトレードナビ:概要:システムトレードのメリットとデメリット 01-02.システムトレードナビ:概要:システム開発手順 02.売買戦略プランニング 02-01.システムトレードナビ:売買戦略プランニング.

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