ローソク足パターンの傾向分析 ──システムトレード大会優勝者がチャートの通説を統計解析
夜明けに明星を確認できた日の相場は上げるか、下げるか統計を取ったところで誰も参考にしないであろう。
ましてや、夜明けにカラスを三羽確認できたら・・・など統計を取る気にもならない。
違う世界に行ってしまいそうである。
ところが、「宵の明星(十字星)」、「三川明け烏」となると俄然、話が変わってくるから不思議だ
ましてや、酒田五法でも買いサイン、本書の統計結果でも買いサインとなれば飛びついてしまうのも、いたし方なしだ。
なぜ今までの確率が、これからも同じ確率で起こると、信じてしまうのだろう。
不確実性の中を生きているからこそ、確実性を追い求めてやまない欲望に答があるのだろうか。
確率を求めるのならば、賭け事のほうが確実だ。
昨日も今日も、そして明日も変わらぬ確率が、そこには存在する。
一方、相場には確率という幻想が存在する。
なんとなく、思われていた通説を、一つ一つ統計を取って分析している著者に敬意を表する。
しかも今後は、移動平均線のゴールデンクロスとデットクロスなど各指標の通説についての統計分析をしてみたいと述べているのには頭が下がる。そして楽しみだ。
本書では「ロウソク足パターンのが強い影響を与えているのは、その翌営業日から3日後くらいまで」としている。
だからこそ、中期・長期で投資に使用できる指標を探すのだという意気込みに敬服する。
本当なら3日だけでも、すごいことである。
著者が言うとおり「デイトレやスイングトレードでの売りや買いのタイミングをつかむには、もってこいの指標」を発見したとしたら、それは聖杯と呼べる。なのになぜ、中長期で使えるものも求めるのか。
飽くなき探究心?、幅広い多くの読者のため?
そんな思いを頭におきながら読み進んでいくうちに、どこからともなく、ある言葉が浮かんできた。
「幻であるから切りが無い、切りが無いから追い求め続けることができる」
今日も聖杯を求めて、現実の中を多くの人が、さまよっている。
参考になりました。
データの分析が大変だっただろうと思います。
実際に当てはめてみると、このとおりには、なかなかいきません。
この類の本を読んで儲かるようなら誰も苦労しませんね。 ローソク足分析
ただし、損をしないために使用するなら十分価値があると思います。
FXのローソク足の特徴や見方とは?チャート形状と分析パターンを紹介
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