バンドウォークはボリンジャーバンドでの現象の一つ!見極めるには?
レンジ相場では、±2σラインにローソク足のヒゲがタッチしたときが逆張りの売買シグナルとなりますが、トレンド相場では順張りが基本となっているためバンドウォークが発生したときも順張りをする人が多いようです。
バンドウォークはどう活用する?
さて、ここまでボリンジャーバンドの説明が主になっていましたが、 「じゃあ一体バンドウォークはどうやって活用したらいいのだ!」 とロックバンドのようにシャウトしている人もいらっしゃるのでは?
バンドウォークはトレンド発生のサイン なので、相場の勢いに乗るかたちでポジションをとることが大切です。 トレンド発生時の手法は人によって異なると思いますが、 トレンド転換を早めに見極めて注文を入れることが重要 と言えます。 (注文は逆張りや順張り、上昇トレンドや下降トレンドなどによって異なります)
ボリバンの収縮はバンドウォークの前兆!
まず「バンドウォークが発生するときにはきちんと前兆がある」ということです! バンドウォークが発生するのはトレンド相場です。
ボリンジャーバンドでトレンドが発生しているときは、5本の線が拡大しているときなのですが、 ボリンジャーバンドが拡大する前には収縮するという前兆があります。 つまりトレンド発生前にはレンジ相場が発生しているということになります!
移動平均線とあわせて使おう
バンドウォークでも 「だまし」 が発生することがあります。 バンドウォークのだましは、±2σのボリンジャーバンドを超えたもののバンドの内側に戻ってしまい、逆側のバンドに向かっていくという現象を言います。
移動平均線と併用 すればいいんです! 移動平均線は、過去一定期間の終値の平均値を線でつないだものです。
バンドウォークが本当に発生するのかというのは、 ボリンジャーバンドの各線と移動平均線がともにトレンド方向に動いているのか というのがポイントとなります。 ボリンジャーバンドの各線が傾いていても、移動平均線が横ばいになっているときは「だまし」である可能性が高いです。 判断の目安としては、価格が移動平均線と+1σをともに上抜けたら上昇トレンド、価格が移動平均線と-1σを抜けたら下降トレンドが始まったと考えましょう。
バイナリーオプションにも効果的
ここまではFX取引におけるバンドウォークの特徴や活用法についてご紹介しましたが、じつは バイナリーオプションでもバンドウォークは効果的 なんです!
バイナリーオプションとは、注文した価格を基準に今後の価格の動向を予測する取引です! FXの損失金額はレバレッジ設定などによって自分が投資した金額よりも多くの損失が出ることがありますが、 バイナリーオプションは投資した金額の範囲内でしか損失は発生しません 。
バイナリーオプションでは、トレンドが正確であるかという判断が必要となります。 トレンド転換の正確な判断をするために、ボリンジャーバンドを活用する人も多いようです。 基本的にバンドウォークをバイナリーオプションで活用するときには、バンドウォークがスタートした次の足でエントリーを行います。
またボリンジャーバンドの +3σに初動で到達したときには、すぐにエントリーするのは避けたほうがいい です。 初動で+3σに到達したときは、一時的な動きである可能性があるので、継続して到達しそうなのか様子を見ましょう。
ほかにもボリンジャーバンドが収縮せずに拡大した場合は、大きなトレンドにならないことがあるので、その場合もエントリーはしないほうがいいですね。 またローソク足が±2σと±1σの間に入り込んだ場合も、少し様子を見ましょう。 そのまま反対方向のトレンドに転換する可能性があります。
活用するならプロの投資術も必要
今回はボリンジャーバンドにおけるバンドウォークの基本的な内容を説明しましたが、よりボリンジャーバンドの手法を完璧にしたいという方はプロの手法を学ぶことも必要です。
やはり実際の運用をおこなうとなると、 分析や練習で膨大な時間がかかります 。 場合によってはボリンジャーバンドの効果を実感できないままで終わってしまう可能性もあります。
マーフィー柾木利彦氏のFX投資術
ボリンジャーバンドといえばマーフィーと言われるほどの 柾木利彦氏のFX投資術を参考にしてみてください! ボリンジャーバンドを知り尽くし、そこから生み出した独自のテクニカル分析「スーパーボリンジャー」は、大手FX会社の取引ツールにも標準搭載されるほどの実績を持っています。 柾木利彦氏だからこその初心者でもわかりやすい解説は、効率よくボリンジャーバンドを学ぶためのバイブルとも言えます。
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ボリンジャーバンドって一体何?概要から見るべきポイントについて詳しく解説
ボリンジャーバンドは移動平均線・標準偏差をセットにしたテクニカル分析です。 ボリンジャーバンドとは何ですか
チャートのローソク足上に表示されている黄色い線が移動平均線であり、その上下に表示されている赤い線が標準偏差になります。
標準偏差には1σ・2σ・3σの3種類あり、チャート上に表示しているのは2σ。
- ±1σの範囲内で推移する確率:約68.3%
- ±2σの範囲内で推移する確率:約95.4%
- ±3σの範囲内で推移する確率:約99.7%
1-2. ボリンジャーバンドの計算式は?
2. ボリンジャーバンドを使いこなそう!活用方法を解説
- ボリンジャーバンドの適切な設定期間
- ボリンジャーバンドでトレンド分析する2つのポイント
- 利用する際の注意点
2-1. 期間20日が適切?ボリンジャーバンドの期間を設定
期間 | ボリンジャーバンドの設定期間 |
---|---|
短期間 | 9日・10日 |
中期間 | 20日・21日 |
長期間 | 50日・75日・100日 |
なぜなら短期間・長期間に設定すると、標準偏差の縮小・拡大を判断しにくくなるためです。
こちらのチャートは期間を75日に設定したボリンジャーバンドです。
標準偏差に注目すると、ほぼ一定の幅で推移しているのが分かりますね。
一方で期間を20日に設定したボリンジャーバンドを見てみましょう。
こちらは標準偏差の幅に変動が見られます。
2-2. ボリンジャーバンドの見方は?トレンド分析する2つのポイント
観察ポイント① 標準偏差の広がり
ボリンジャーバンドでは、 標準偏差が縮小すればレンジ相場 であり、トレンド発生の前兆です。
それに対して 標準偏差が拡大すればトレンド相場 であり、縮小し始めればトレンド終了のサインになります。
観察ポイント② 移動平均線の傾き
2-3. ボリンジャーバンドを利用する際の注意点
- ダマシに注意
- 設定期間が短い・長いと分析しにくい
- 相場の急変は反映されにくい
注意点① ダマシに注意
注意点② 設定期間が短い・長いと分析しにくい
注意点③ 相場の急変は反映されにくい
ボリンジャーバンドは、設定した期間の値動きが参考にされています。
20日に設定されていれば、20日間における全ての値動きを基にして、標準偏差と移動平均線が表示されるのです。
それゆえに 一時的な相場変動は反映されにくい 特徴があります。
3. ボリンジャーバンドを活用したトレード手法
3-1. バンドウォークを活用した順張り手法
- 標準偏差が縮小しているところを見つける
- 標準偏差の拡大・ローソク足が標準偏差をブレイクしたタイミングでエントリー
- 再び標準偏差が縮小したら利益確定
実際のチャートで確認しましょう。
まずはボリンジャーバンドを見て、標準偏差が縮小しているところを見つけます。
標準偏差の縮小はトレンド発生のサインなので、上昇・下降トレンドを利用して順張りすれば、広く値幅を取れるでしょう。
標準偏差の縮小から拡大を確認し、ローソク足が標準偏差をブレイクしたらエントリーします。 ボリンジャーバンドとは何ですか
画像ではローソク足が標準偏差を上抜いているため、ロングエントリーしましょう。
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3-2. レンジ相場を利用した逆張り手法
- 標準偏差は縮小しており、なおかつ移動平均線が並行に推移しているところを探す
- ローソク足が標準偏差を超えたら逆張りエントリー
- エントリーした方向とは逆の標準偏差に価格が達したところで利確
チャートを用いて説明しましょう。
チャートを見ると、標準偏差が縮小しているのが分かります。
移動平均線の動きは小さく、ほぼ横ばいに推移していますね。
ボリンジャーバンドで逆張りする時は、レンジ相場を利用しましょう。
次にエントリーポイントです。
価格が標準偏差を超えたところで逆張りし、反対の標準偏差に達したところで利確しましょう。
損切りポイントはエントリーした方向とは逆に値動きし、標準偏差が拡大し始めた時です。
ただし、 レンジ相場は「騙し」も多いため自分のポジションがカットされるような値動きも起きがち。
資金管理がデタラメな状態や信用倍率・レバレッジを上げ過ぎていると損切り・ロスカットの連発となるでしょう。
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テクニカル指標は、メインチャート、サブチャート1、サブチャート2に、それぞれ1種類ずつ表示できます。
テクニカル指標の設定を変更する
- 1. 「テクニカル」をタップする
テクニカル指標の変数は、以下の範囲で変更できます。
テクニカル指標 | 変数の範囲 |
---|---|
移動平均線 | 短期、中期、長期ともに1~255まで設定できます。 |
ボリンジャーバンド | 期間を1~150まで設定できます。 | ボリンジャーバンドとは何ですか
一目均衡表 | 転換線、基準線、スパンともに1~150まで設定できます。 |
指数平滑移動平均 | 短期、中期、長期ともに1~255まで設定できます。 |
多重移動平均 | 最短期間は1~254、最長期間は1~255、本数は15まで設定できます。 |
パラボリック | AF、上限ともに0.01~1.00まで設定できます。 |
MACD | 短期EMA、長期EMA、シグナルともに1~150まで設定できます。 |
RSI | 短期線、中期線、長期線ともに1~150まで設定できます。 |
RCI | 短期線、中期線、長期線ともに1~150まで設定できます。 |
DMI/ADX | DI、ADX、ADXRともに1~150まで設定できます。 |
ストキャスティクス | %k、%D、Slow%Dともに1~150まで設定できます。 |
移動平均乖離率 | 短期、長期ともに1~255まで設定できます。 |
サイコロジカル | 期間を1~255まで設定できます。 |
標準偏差 | 期間を1~255まで設定できます。 |
モメンタム | 期間、シグナルともに1~255まで設定できます。 |
比較チャートを表示する
- 1. 片方の銘柄のチャート画面で、「テクニカル」をタップする
比較チャートを表示している場合は、同時にサブチャートは表示できません。
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