移動平均線(いどうへいきんせん)
ある期間における株価の終値の平均を表した折れ線グラフ線のこと。
期間の異なる移動平均線を重ねて関係性を見ることで、大まかな相場の方向性をとらえやすくなっています。
デイトレードするならどの証券会社?各証券会社のデイトレ向けサービス・選び方を徹底紹介!
そのため、デイトレードをする際は、事前に損切りタイミングを決めておきましょう。「5%の含み損を抱えたら損切りする」「含み損が1万円になったら損切りする」「14時30分を過ぎたら損切りする」など事前に損切りルールを決めておくことで、感情に左右されず計画的な損切りを実行できます。計画的な損切りを実行することで、損失をある程度コントロールできるようになります。デイトレードをする際は、損切りの実行とタイミング(ルール化)を大切にするとよいでしょう。
デイトレードは、次の日まで保有ポジションを持ち越さない短期売買です。そのため、その日のうちにできるだけ株価が大きく動くことが重要になります。株価が動かなければ、十分な利益を得ることができません。デイトレードをする場合は、値動きの大きな銘柄を選ぶようにしましょう。有名企業の銘柄だけでなく、新興市場の銘柄も視野に入れてみてください。
また、売買高が大きい銘柄を選ぶようにしましょう。売買高が少ないと、流動性が低く、希望の価格で売買できない可能性があります。想定より低い価格で売却することになれば、利益が減ってしまいます。取引が活発になりやすい、決算前後やニュースに取り上げられた銘柄を狙うのも有効でしょう。
デイトレードに必要な資金の目安
デイトレードそのものを始めるにあたって、数万円程度の資金があれば十分です。ただしデイトレードで利益を上げるためには、これでは物足りません。リスク分散をするために異なるジャンルの銘柄を複数使って取引したほうがいいからです。複数の銘柄で運用すれば、一方で損した分を他方で出た利益によってリカバリーできるからです。
複数の銘柄でトレードを進めていくのであれば、40~50万円程度の資金を準備しておくといいでしょう。初心者の場合、損する可能性が高くなります。目安以上の資金をマーケットに入れても、マイナスになってしまうリスクが高まります。最初のうちは、大金をいきなり入れないように注意しましょう。
デイトレードの効率的な活用手法
繰り返すがデイトレードは一日の内に複数回取引を行うことで利益を上げる投資手法である。そのため取引ごとに手数料がかかっていては、それだけでも大きな損失になってしまう。1日定額の手数料を設定している証券会社を選択することがまず必要だ。
また、その日のうちに取引を完了させることから、信用取引でも最低限の利子で済むため、「信用取引でデイトレード」という投資家は非常に多い。2013年には信用取引の制度が改正され、低い手数料で、かつレバレッジをきかせてさらに資金効率よく取引を行うことが可能となった。上手に信用取引を活用して、短時間で大きい利益を上げることを目指してみよう。
ちなみにデイトレード初心者なら、まずはレバレッジ1倍(投資資金の2倍まで取引を行う)から始めることが、リスク管理の観点からも重要であるので覚えておこう。
デイトレード の始め方・やり方
デイトレードの始め方・やり方
- 証券会社に口座を開設
- 証券会社の口座に資金を入金
- 株式を購入
- 株式を売却
証券会社に口座を開設
デイトレードを始めるためには、まず証券会社の口座を開設しましょう。世の中には、多くの証券会社があり、それぞれで特徴が異なります。手数料や取引ツール、情報コンテンツ、サポート、サービスなどを比較して、利用する証券会社を決めましょう。
口座開設には、本人情報や勤務先情報など必要事項の入力と本人確認書類の提出が必要です。スムーズに口座開設手続きをするために、事前に必要書類を用意しておいてください。証券会社によっては、最短即日で口座開設が可能です。
証券会社の口座に資金を入金
証券会社の口座を開設したら、株を購入するための投資資金を入金します。入金方法は証券会社によって異なります。たとえば、楽天証券の入金方法は次のとおりです。
・振込入金
・リアルタイム入金
・マネーブリッジらくらく入金
株式を購入
証券口座に入金をしたら株式を購入しましょう。値動きの大きさや売買高などを確認したうえで投資する銘柄を選びます。株の注文方法は「成行」「指値」の大きく2種類あります。
成行注文は「いくらでもいいので買いたい(売りたい)」と、具体的に値段を指定せずに注文する方法です。その時の相場で注文価格が決まります。一方、指値注文は「株価1,000円で買いたい(売りたい)」など、具体的に値段を指定する注文方法です。相場状況によっては売買が成立しないこともありますが、希望価格で売買が可能です。
株式を売却
株取引の時間は東京証券取引所の場合、前場が9時~11時30分で、後場が12時30分~15時です。15時近くになって注文を出しても、売買が成立しない可能性があります。売却する場合は、できるだけ早い時間帯に注文を出すように注意しましょう。
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◎巻頭特集
速報!
最新決算でわかった2022年の強い株
◎第1特集
キホンからオススメ投信まで大事なコトだけ!つみたて投資入門
●キホン編
つみたてNISAやiDeCoを徹底解説 デイトレード向け ネット証券会社の選び方
・つみたて投資は必要?
・どうなれば儲かる?
・どんな人に向いてる?
・何を買ってつみたてるの?
・オトクな制度って?
●実践編
投信を買うならこの1本!を紹介
急落や損した時対処法を伝授!
・どの投信を買えばいい? デイトレード向け ネット証券会社の選び方
・口座はどこで開けばいい?
・いま始めても大丈夫なの!?
・損が出てる! やめるべき?
・つみたての金額はいくらにする?
・家計が厳しいけどやめていい?
●もう始めてる5人に聞いた
つみたてデビューとリアル収支
◎第2特集
波乱や利上げで人気急騰!
割安株で値上がりと利回りゲット!
●PART1: 高利回り
・高配当で株主優待も充実!利回りランキング
●PART2: 10倍狙い
・不人気&売られすぎ前途有望な話題株
●PART3: 底値が堅い
・安全・安心・割安な守りが堅い三安株
◎第3特集
トクするカードの序列が激変!
クレジットカード大全
・最初の1枚
・とにかく高還元
・一定利用で無料
・買物が絶対トク
・特典が魅力的
・投信積立で還元
◎人気連載もお楽しみに!
●10倍株を探せ! IPO株研究所
●自腹でガチンコ投資!AKB48ガチ株バトル
●AKB48武藤十夢のわくわくFX生活!
●株入門マンガ恋する株式相場!
●どこから来てどこへ行くのか日本国
●人気毎月分配型100本の「分配金」
デイトレードとは?メリット・デメリット・銘柄の選び方をご紹介
【ご注意】
『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。 また、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.、株式会社FXプライムbyGMO、東京商品取引所、大阪堂島商品取引所、SIX ファイナンシャルインフォメーションジャパン、Dow Jones、Hang Seng Indexes、株式会社bitFlyer 等から情報の提供を受けています。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。 『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。 これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。 これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。 投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。 また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。
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スイングトレード向けおすすめ証券会社5選|重要な7つの指標も解説
移動平均線はその名の通り、価格の推移が移動しながら、一定期間の平均線として描かれるものになります。例えば5日移動平均線を作る場合は、投資対象商品の5日間の終値を合計して日数で割り、5日間の平均値を算出します。そして日付が5日から6日に移った場合は、初日の値を捨てて6日目の値を入れる形で値の入れ替えを行い、次の5日間の平均値を求めて移動させるといった具合です。 また、平均をとる期間によって移動平均線はいくつか設定できます。例えば、短期の移動平均線であれば20日間、長期の移動平均線であれば26週間に設定することで、期間の異なる移動平均線をチャート上に表示できます。
長期の移動平均線と短期の移動平均線を分ける理由は、移動平均線を複数表示させることで、相場の転換点を分析できるからです。
現在の株価が短期、中期、長期それぞれの視点で見たときに上昇傾向なのか下降傾向なのか判断できる移動平均線は、相場の方向が変わるポイントを教えてくれるため、スイングトレードと相性の良いテクニカル指標です。移動平均線は、汎用的なテクニカル指標として多くの投資家に使われています。
移動平均線(いどうへいきんせん)
ある期間における株価の終値の平均を表した折れ線グラフ線のこと。
期間の異なる移動平均線を重ねて関係性を見ることで、大まかな相場の方向性をとらえやすくなっています。
トレンドライン
スイングトレードで取引をするのであれば、値動きの転換点を分析して取引タイミングを見極めなくてはなりません。その際、役に立つのが「トレンドライン」です。ここでいう「トレンド」とは、株価が上向き(上昇)か下向き(下降)か、または横ばい(保ち合い)で推移しているか、という株価の大局的な動きのことをいいます。
上昇トレンドとは、チャート上でより高くなっている山と谷の連続的な動き、下降トレンドはより低くなっていく山と谷の連続的な動きのことです。トレンドを把握するためにチャートに引く線を「トレンドライン」と呼び、株価の高値同士あるいは安値同士を結びます。
一般的に、トレンドラインは株価の支持線(サポートライン)、または抵抗線(レジスタンスライン)になるといわれています。それぞれ株価の下値、または上値の目安となる水準を指し、その近辺で押し目買いや戻り待ちの売りが出やすいとされており、売買サインの1つとみなすことが可能です。
例えば上昇トレンドの場合、下値同士を結んだ下値指示ラインに相場がタッチしたタイミングが買いシグナルです。下降トレンドの場合は、高値同士を結んだラインを結んだ線に相場がタッチしたところで、売り時と判断できます。
このようにトレンドラインを巧みに利用することで、相場が反転するタイミングを先読みできるのです。多くのトレーダーが活用している手法であり、トレンドラインは相場の方向性を読む際には欠かせない指標です。
終値とは、ある時間軸で相場が終了したタイミングの価格です。反対に、相場が始まったタイミングの価格は「始値」です。ある期間の値動きは、上の図のようなローソク足と呼ばれる図形で表されます。
始値よりも終値の方が高い場合は株価の上昇を表す「陽線」となり、反対に終値の方が低くなった場合は株価の下落を表す「陰線」となります。例えば、上記のローソク足は始値より終値が高いため、陽線です。陽線と陰線は色分けされて表示されます。
上のチャートのように始値と終値の関係を、色で表現したローソク足が並ぶことで、視覚的に相場の勢いを読み取れるわけです。
スイングトレードにおいては2日~3日、3ヵ月など、さまざまなトレード手法や保有期間があるため、移動平均線と終値を組み合わせて活用することで細かな出来高の確認や大きなトレンドの把握、損切りと利益確定のポイント設定を行うことが可能です。
一目均衡表(いちもくきんこうひょう)
一目均衡表は「取引に参加する売りの勢力と買いの勢力のバランスが崩れた方向に相場が動く」という考えに基づいて考案された分析手法です。1936年に日本人の細田悟一氏によって、作られました。
- 基準線=(当日を含めた過去26日間の最高値+最安値)÷2
- 転換線=(当日を含めた過去9日間の最高値+最安値)÷2
- 先行スパン1=(転換値÷基準値)を26日先行させて表示
- 先行スパン2=(当日を含めた過去52日間の最高値+最安値)÷2を26日先行させて表示
- 遅行線=当日の終値を26日遅行させて表示
基準線と転換線を用いる場合、基本的には移動平均線と同様の使い方をします。例えば基準線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンド、ローソク足が基準線の上側にあれば強い相場、下側にあれば弱い相場と判断するといった具合です。
また、基準線が上向きの状態で転換線が基準線の下から上に抜けるゴールデンクロスを「好転」といい、買いシグナルになります。逆に基準線が下向きの状態で転換線が基準線の上から下に抜けるデッドクロスを「逆転」といい、これは売りシグナルです。
なお、先行スパン1と先行スパン2の間に挟まれた領域を「雲」(抵抗体)と呼び、抵抗線になったり支持線になったりします。この雲とローソク足の位置を見るだけで相場の動向をチェックすることが可能です。例えば、ローソク足が雲の上にあれば強い相場、下方にあれば弱い相場と判断します。
さらに、遅行線は売り買いのタイミングを計る場合に見ます。遅行線がローソク足を上回った状態を「好転」といい買いシグナル、下回った場合を「逆転」といい、これは売りシグナルです。
一般的なテクニカル指標が価格を主軸に置いているのに対し、一目均衡表は時間分析を主体とする点で異なります。そのため、一目均衡表は取引のタイミングを見計らうのに有効なテクニカル指標です。
線が多く複雑な印象を受けるものの、世界中の投資家から支持を集めています。特に、スイングトレードのように、数日から数週間単位で取引する際に相性が良い指標です。
一目均衡表は、エクセルに5本の線と雲のデータを入れ、チャートを描くことで作成できます。また、例えば岡三証券提供の「岡さんRSS」など、証券会社提供のツールを用いて作成する方法もあります。
水平線は、名前の通りチャートに引かれる水平な線(横線)であり、価格を示すラインです。チャート上にある高値と安値を結ぶことで、投資家が意識している価格帯を見抜くことができます。
- レジスタンスライン(抵抗線)・・・・・・過去の株価の上値同士を結んだ水平線 デイトレード向け ネット証券会社の選び方
- サポートライン(支持線)・・・・・・過去の株価の下値同士を結んだ水平線
例えば、レジスタンスライン近くまで値上がりすると、売りが増えて上値が伸び悩む傾向にあり、この位置から下げ始めるパターンが少なくありません。そのため、レジスタンスラインは上値抵抗線ともいうのです。ただし、抵抗線を抜けて上昇した場合は一段の上昇が期待できます。
また、サポートライン近くまで値下がりすると、買いが増えて下げ渋る傾向があり、この位置から反転するパターンが多く見られます。サポートラインを抜けて下落した場合は下げが加速することもあるので注意しなければなりません。
水平線付近の価格帯は多くの投資家が意識しているため、損切りや新規注文が集中しやすい傾向にあります。そのため、水平線は、スイングトレードをはじめとするさまざまな取引手法に活用できる分析方法です。
ストキャスティクス
ストキャスティクスとは、現在の相場が「売られすぎ」なのか「買われすぎ」なのかを判断する指標です。株価の一定期間の変動幅と終値の関係から、相場の相対的な強弱の勢いを示します。
チャートはインジケータライン=「%K」(Fast)と、シグナルライン=「%D」(Slow)の2本の線で表され、数値は0%から100%の範囲で推移します。%Kラインは相場に対して敏感に動き、%Dは%Kラインよりも動きは遅いですが、より重視されているのは%Dラインです。
一般的に、20~30%で売られすぎ、70~80%で買われすぎと判断されますが、相場の勢いが強い場合は20%、あるいは80%を突破することもあるので一概には言えません。
ストキャスティクスでは2本の線を用いて明確に売買シグナル(売買のタイミングを知らせる合図のこと)が出るので、判断がしやすい指標だと言えるでしょう。
そのため、ストキャスティクスはスイングトレードにおいても、売買のタイミングを見計らう際の心強いテクニカル指標です。ただし、頻繁に売買シグナルが出るため、他のテクニカル分析を併用することをおすすめします。
RSIは相場の「買われすぎ」と「売られすぎ」を判断するテクニカル指標です。売買のバランスを分析するため、ストキャスティクスと似たテクニカル指標と言えます。
ストキャスティクスが2本の線を用いて明確に売買シグナルを出すのに対し、RSIでは売りゾーン・買いゾーンで判断するため、売買を判断する幅が広い点が特徴です。
RSIは、過去一定期間の上げ幅(前日比)の合計を、同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割り、100を掛けて算出できます。そのため、売られすぎ・買われすぎの判断には使えますが、いくら値上がり、または値下がりなのかはRSIでは判断できません。
また、RSIの数値は、50%を中心として0~100%の範囲で推移します。例えば、上昇局面に入ると数値が50%以上で推移し、下降局面に入ると50%以下で推移する仕組みです。一般的に70~80%だと買われすぎ、20~30%以下で売られすぎと判断されます。
上のチャートからも、RSIが70%以上、あるいは30%以下になったタイミングで相場が大きく反転していることがわかります。
RSIは1本のラインで表される非常にわかりやすい指標です。スイングトレードで取引する際に、相場の方向性を読む手掛かりになるでしょう。
なお、RSIは、逆張りのシグナルを見極める際にも利用できます。逆張りとは、相場が反対方向に動くことを予想して、相場の方向とは反対にポジションを持つ取引手法です。
ただし、買われすぎに見えてもさらに上昇するケースや、売られすぎに見えてもさらに下降するケースもあります。そのため、買いゾーン・売りゾーンのトレンドの強さを見極めることが大切です。
スイングトレードにおいて銘柄を選ぶ5つのポイント
- 流動性の高い銘柄を選ぶ
- 投資スタイルに合わせて銘柄を選ぶ
- 銘柄数は3〜5つに絞る
- 上昇トレンドを見て銘柄を選ぶ
- インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目
流動性の高い銘柄を選ぶ
流動性が高い銘柄を選ぶ理由は、好きなタイミングで好きなだけ売買できるからです。流動性が低い場合、売買する際に取引できる株数が制限される可能性があります。その場合、自分が買いたい価格や売りたい価格で取引できなくなるため、取引上不利になります。
このような事態を避けるためにも、銘柄の流動性には注意しましょう。流動性が高い銘柄は、取引量が多く信頼度が高い傾向があります。流動性が高い銘柄を選ぶためには、出来高ランキング30位以内に入っている銘柄を選ぶのがおすすめです。
- TOPIX100 デイトレード向け ネット証券会社の選び方
- TOPIX Core30
この2銘柄は時価総額が高い上に信用も担保されているため、おすすめの銘柄です。
投資スタイルに合わせて銘柄を選ぶ
スイングトレードは最大数週間ポジションを保有するため、普段忙しくてチャートをこまめにチェックする時間がない方でも、取引しやすい手法です。
スイングトレードのメリットとしては、取引回数が少なく手数料を抑えられるため、デイトレードよりも利益効率が高いことがあげられます。
しかし、大きな値幅を狙える分、1回の取引のリスクが大きいという弱点があります。デイトレードと比較して、取引1回あたりのポジションの保有時間が長いため、リスクコントロールには特に注意しましょう。
銘柄数は3〜5つに絞る
スイングトレードで取引する場合は、3~5つの銘柄に絞るのがおすすめです。投資スタイルや資金量によって銘柄数は異なるものの、投資金額の分散度合いを考慮すると3~5つが適切なラインと言えます。
スイングトレードで取引する場合は、チャートの動きを常時チェックする必要はないものの、ある程度の値動きは把握しておく必要があります。投資する銘柄数を絞る理由は、多くの銘柄に手を出しすぎると、管理しきれないからです。
銘柄を選定する際は、証券会社が提供するスクリーニングツールを使用しましょう。ご自身に合った銘柄を効率的に見つけられます。スイングトレードの場合はテクニカル分析が必要になるため、テクニカル指標を重視して銘柄を選定すると良いでしょう。
上昇トレンドを見て銘柄を選ぶ
チャートを見て上昇トレンドになっている銘柄を選ぶと、取引の勝率を上げることにつながります。具体的には、以下の点に着目して銘柄を選ぶと良いでしょう。
- 25日移動平均線が上向き
- 株価が25日移動平均線よりも上にある
この2つの条件を満たした銘柄を選択することで、成長する銘柄を選択できる可能性が高まります。もちろん、確実に成長する銘柄を当てることはできませんが、目利きの判断基準として十分に利用できます。スイングトレードで利益を上げるためには、中長期的な目線で成長性がある銘柄を、見極めることが大切です。
インデックスと異なる値動きをしている銘柄は狙い目
インデックスとは、日経平均株価・TOPIXなどの市場の目安になる銘柄群のことです。インデックスと異なる値動きをしている銘柄は、後々インデックスに沿うように値動きをする場合が多くあります。
なぜなら、インデックスは市場の流れを代表する指標であるため、個別銘柄は多かれ少なかれインデックスの影響を受けているからです。何らかの要因でインデックスから離れた動きをしていても、後になって値動きが修正される可能性が高いです。
そのため、インデックスからずれている銘柄は、近い未来の値動きの方向が比較的読みやすくなります。スイングトレードで株式取引をするのであれば、インデックスとの差異に目を向けると、掘り出し物の銘柄が見つけられるでしょう。
スイングトレードに向いている証券会社の特徴
取引を始めるのであれば、スイングトレードに向いている証券会社で投資デビューをしましょう。ここでは、スイングトレードに向いている証券会社の特徴を3つ紹介します。
- 取引ツールの機能が高い
- 指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している
- 手数料が低い
取引ツールの機能が高い
スイングトレードで利益を出すためには、テクニカル分析が必須です。そのため、複雑な分析に対応できる取引ツールを提供している証券会社で、取引することをおすすめします。
高度なテクニカル分析をするためには、テクニカル指標を複数表示させます。複数の指標を表示するとチャート画面上が煩雑になるため、チャートが見やすく工夫されている取引ツールは便利です。
また、操作面でも直感的に理解できるようなデザインの取引ツールは使いやすいです。機能が高い取引ツールをまとめると、以下の3点に集約されます。
- テクニカル分析の指標や機能が豊富
- 見やすいチャート画面
- 直感的に操作できるデザイン
指値注文や逆指値注文などリスク管理に長けた注文方法に対応している
スイングトレードをする上でリスク管理は欠かせません。リスクを管理するには、指値注文や逆指値注文などの予約注文を活用しましょう。
- 指値注文・・・・・・利益確定する価格を予約しておく注文方法
- 逆指値注文・・・・・・損切りする価格を予約しておく注文方法
例えば、買いポジションを持っている場合、現在のレートよりも上昇しているタイミングで売れば利益が残ります。反対に下落しているタイミングで売ると、損失が確定します。
スイングトレードは1日中相場を監視する取引手法ではありません。そのため、価格が大きく変動したときに、自動で資産を守るための予約注文を活用する必要があります。
だからこそ、指値注文と逆指値注文を利用しない手はありません。これら2つの予約注文のメリットは、チャートを監視していなくても自動的に約定してくれる点です。
相場を見ていないときに大幅な下落が起きても、逆指値注文を入れておけば損失額を抑えられます。スイングトレードのように画面に張り付かずに取引する取引の場合、逆指値注文によるリスクヘッジは欠かせません。
手数料が低い
取引手数料が小さな証券会社を利用することで、株取引にかかるコストを削減できます。スイングトレードはスキャルピングなどと比較すると取引回数が少ないものの、長期投資よりは回数が多いです。
手数料を安く抑えるためには、1日の約定代金で手数料が決まるプランを利用すると良いでしょう。投資を始めたばかりの段階では取引額が大きくならないため、約定代金も小さくなる傾向があります。スイングトレードで株式投資を始めることを検討している方は、取引回数ではなく約定代金で手数料が決まるプランを選ぶのがおすすめです。
毎日取引したとすると、13,090円 × 20営業日 = 261,800円
う~ん…本当は1円でも勿体ないし、払いたくない…。もっと安くできないのかな?
手数料シミュレーション
- ※ 【例1】の取引を毎営業日取引した場合
- ※ デイトレード向け ネット証券会社の選び方 手数料コースは「超割コース」を選択。超割コース大口優遇条件の日次達成条件を月初第1営業日に達成し、
大口優遇適用の場合
「いちにち信用取引」と「制度信用取引」を使い分け!
出来高急増銘柄や値上がり率上位銘柄は、
デイトレード で収益を狙う!
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建玉の返済忘れを防止できます!
さらに、「 大引不成 」を執行条件に加えれば、場中は指値で約定できなくても、大引けで返済できる※ので、建玉を持ち越した場合にかかる手数料コストを軽減できます!
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